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『んっ…ここは…どこ?』
痛い…
頭がズキズキする。
?「目が覚めたんだ。おはよう。」
『だっ、誰?!』
?「僕?僕は君と同じクラスの佐藤悠真だよ?」
佐藤…悠真?
そんな子…うちのクラスに居たっけ?
Y M「ずぅっと、不登校だったからね?知らないでしょ?」
『悠真…さんはなんで私を誘 拐したの?』
Y M「Aちゃんを…、僕のものにしたかったから…かな?」
鳥肌が立った。
身の危険を感じる。
逃げなきゃ。
そう思う。
けど、
こういう時に限って
体は動かない。
『あなたは…、いつ私にあったの…。』
YM「んー…わかんないなぁ。昔っから…かな?」
『え…?』
YM「ほら。」
そこには
私が塾にいる写真
私が通学路を歩いている写真
私が寝ている写真
私が授業を受けている写真
私がお風呂に入っている写真
私が
私が
私が…。
『はぁっ、はぁっ…。』
一目散に走り出した。
さっきまで動かなかった体が急に動き出した。
玄関のドアが見える
ガチャ
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
『あ…開かない…?』
YM「逃げても無駄!出られないよ?」
『あ…あぁ…。』
終わった。
もう彼からは逃げられない。
その場にしゃがみ込むしかなかった。
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作者名:ソラ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ReinaSoraK1/
作成日時:2020年6月13日 10時