みーつけた。2 (ページ18)

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YM「暇だねぇ…。」

『暇なら優奈を返してやってよ！』

YＭ「えー。それはできないなぁ。」

YN「っ、どうしてですか」

YＭ「君の事、

　

　
　気に入っちゃったから？」

『優奈…。』

YN「そう…ですか…。」

YＭ「そうだ！いいこと思いついた！かくれんぼ…しよう？」

『かくれんぼ…？』

YＭ「そう！この家全体を使ってね！ルールは簡単。鬼は僕。逃げるのは優奈とA。」

怖い。

悠真の目が…。

殺意が湧いている目をしている。

YM「そして捕まったらナイフで１つ、傷をつける。」

『っ…。』

YM「何回目には…、心臓に刺す。制限時間は15分。」

YM「良いかな？」

『はい…。』

YM「じゃあ、早速始めよう。」

悠真の恐怖のカウントダウンが始まった。

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YN 「二手に分かれ逃げましょう。」

『優奈…無事でいてね？』

YＮ「捕まっても1傷増えるだけだけどね。」

『そうね…。でも早く逃げて！』

YＮ「はい！」

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私は3階の白の部屋のクローゼットの中のタンスに隠れた。

あのマネキンが居たけど、今はそんなこと気にしてられない。

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4

3

2

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YＭ「もぉいーいかーい？…。出るよ。」

お願い

来ないで。

たった、１つ傷をつけられるだけだけど身体が震えるんだ。

叫びたい気持ちを必死に押し殺して。

ー残り10分ー

YＭ「どこかなぁ？」

まずい。

近づいてきた。

YＭ「ここかなぁ？」

ガチャ…。

『っ…。』

タンスの中にいても分かった。

YＭ「もしかして…、クローゼットにいるのかな？」

ガラガラガラガラガラ

YＭ「…。いないねぇ。」

よかった。

でも、気を緩められない。

悠真が出て行くまでは。

YＭ「他の部屋かなぁ？」

出てった。

『良かった…。』