標的23 傍観と偽雪−２ ページ15
ツナ視点
｢お前らん所の雪の守護者って、女？｣
そう聞いて来たのはベルフェゴールだった。
何故それを、とつい口を滑らせそうになったが、それよりも早くリボーンと獄寺君が誤魔化してくれた。
「ふーん」とだけ返したベルフェゴールが、モニターへと顔を戻す。
先程までは「デスマッチだな」と楽し気だったのが一遍、口をきつく結んで真顔になっている。
ベルフェゴールは、トーマを心配している？
前髪で顔半分が見えないし、快楽殺人をする人が何を考えているか なんて、俺には分からない。
しかし、そんな気がした。
理由までは分からない。
急に棍をペンダントに戻したかと思えば、トーマは自分の首元に手を伸ばした。
そして何かを外したのと同時に、首元にある何かが眩い光を放ち始めた。
リボーンのおしゃぶりも、同じように光を放っている。
｢んな！？ リボーンのおしゃぶりが光ってる！｣
｢コロネロ師匠といた時や、ヴァリアーの霧の守護者が何やら強くなった時も、極限眩しかったぞ｣
お兄さんの台詞に、俺は「あっ」と声を漏らす。
詳しい事は知らないが、他のおしゃぶりと共鳴するアルコバレーノのおしゃぶりが今共鳴したと云う事は、つまり。
｢トーマってアルコバレーノなの！？
小さく無いのに！？｣
トーマの額に死ぬ気の炎が灯る。
俺の橙色のでも、バジル君の青色のでも無く、初めて見る白色の炎。
あれが、雪の守護者が灯せる炎。
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ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってください！ (2019年7月2日 18時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 続編おめでとうございます！いつも楽しみにしております！これからもどうぞ無理をしない程度に頑張って下さい。 (2019年4月27日 13時) (レス) id: 1e9e5f7638 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイチェル | 作成日時：2019年4月27日 10時
