ねぇ_taiki.s_ ページ14
『ねぇ』
「はい、なんでしょうか」
『問題です、外は雨が降っています
大ちゃんは傘を持っています、私は朝来る時に傘を壊しました
大ちゃんは私の彼氏です、私も大ちゃんも電車通学です。
さぁ大ちゃんはこの後 どうするべきですか?』
「んー、彼女を傘に入れて送るのが正しいんだろうけど...
生憎さー、この後 呼び出しくらってるんだよねー、おれ」
『待つから』
「長いよ?」
『なんで呼ばれたの?』
「授業中 寝まくってた」
『おばか』
「返す言葉をございませんが、なんで傘壊した?」
『風に吹かれてー、ばっさー!って裏返った拍子に 骨組みがやられました』
「おばか」
『私は悪くない』
「わかった、秒で終わらしてくるから待ってて」
『ん、いってらっしゃい』
《ガラガラガラ》
陣「なぁ」
『おや、陣くんではないか』
陣「大樹のやつ 呼び出しくらってたやろ?」
『うん、今行ったとこ』
陣「大樹帰ってくるまで喋ろか」
『陣くん 暇なの?』
陣「陸がな、全く同じ理由で呼び出しくらってるから待ってるねん」
『陣くんも待たされてるのね』
陣「せや、だから喋っとこか暇やしな」
『陣くんさ、大ちゃんの好きな物知ってる?』
陣「寿司とちゃうん?」
『あー、お寿司好きだね』
陣「なんの質問なん?これ」
『なんか話題を..と思ってさ』
陣「あ、そうやこの前Aが陸と喋っとったん見て 大樹 ヤキモチやいとったで」
『まじっすか.........』
陣「あぁ、まじっすよ?」
『やばいなぁ...初めて聞いたな、そんな話』
陣「なんやヤキモチとかやかんの?あんまり」
『私がヤキモチやいてばっかりな感じっす』
陣「そうなん?陸からいっつも嫉妬しとる。って話きくで?」
『陸ちゃんには喋っとるのか...』
陣「あぁ、部活一緒やしな」
『私もサッカー部のマネージャーなればよかった』
陣「ええやん、ダンス部で」
『んぅ......サッカー部のマネさんは女子からの嫉妬の的だからな...』
陣「まぁ、大樹に陸に涼太もおるとなぁ」
『イケメンいっぱいだからね、サッカー部は』
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作者名:石榴 | 作成日時:2018年9月22日 22時