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メッセージの相手はニコからだった
ニコちょっとお願いがあるんだけど
お願いってなんだろ
Aお願いとはなんでしょ
その後、既読もつかず返信は来なくて
『ニコは忙しいから仕方ないよね売れっ子モデルだからな』
よし、まぁ朝になったら返信来てるよね
そこからはソファーで横になって
白い天井を見ていたはずなのに目の前にはお母さんの顔がズームに飛び込んできた
『うわぁぁぁ!!!』
母「ソファーで寝てたら風邪ひくわよ」
『はぁーい』
母「眠いんだったらベッドへ行く の分かった?」
小さい子に言ってるみたいでちょっとイラッとしたのは心の中だけの話
私は冷蔵庫にビールを取りに行き
ソファーまで戻りお母さんにビールを差し出す
母「ありがとう」
プシュ
母「プハー、お風呂上りはやっぱり美味しいね」
『あはは、そうだね』
と、ここからは女子トーク的な感じの普通の話
『お母さんはいつまでこっちに居るの?』
母「ずっと居るわよ?」
『はぁ、えっ?どういうこと?』
母「あっ、勘違いしないでね!
Aの家は明日まで居よっかなって思ってるから安心して」
『そっか…あっ、お母さんってお父さんと一緒には暮らさないの?』
母「…っ!いきなり何を言うかと思ったらそんな事か」
『そんな事ってなんでそんな…』
母「あれ、私言ってなかったかしら?
お父さんと一緒に暮らしてるわよ?」
『えっ?そうだったの?』
母「結構前から一緒に暮らしてだけど」
『それなら安心だね』
母「お父さんが泣きついてきてねw
可哀想になってw」
[おい!泣きついてはないだろ!大袈裟に話を盛るんじゃない! by:父]
『なんか…有り得そう…』
[有り得そうじゃないだろ!俺はどんな目で見られてるんだよby:父]
この夜は久々に家族の話や懐かしい話で盛り上がり眠りについた
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作者名:Lua | 作成日時:2018年8月6日 21時