14話-玄弥side- ページ14
今日の任務は、他の隊士との合同任務だ
何故合同なんだと苛つくが、手柄は俺が取れば良いだけだと自分に言い聞かせ、合流場所でその隊士を待つ
玄(にしても遅せぇな…)
合流場所に着いてしぱらく経つが、それらしき人物は中々来ない。俺は痺れを切らし、もう先に行ってしまおうかと思った時
『遅れてしまって済まない!!』
バタバタと1人の女が走ってきた
その女が着ているのは隊服ではなく着物。風呂敷と日輪刀が入っているであろう鞘袋は持っているが、とても今から任務を行くような格好ではなかった
玄「…アンタが、行動任務の相手か?」
『ああ。階級:甲の竈門ヒナタだ、よろしく』
玄(甲…!!)
甲って、柱の一歩手前じゃねえか
どうして、俺と此奴が組まされた?甲の隊士と俺とじゃ実力に差がありすぎる…
玄(俺は…早く昇進して柱にならなきゃならないのに…!!)
『…悲鳴嶼さんからは話を聞いてるよ』
玄「!」
『今回の任務で私はただのおまけだ。万が一の事があればと言付けられている。焦らず任務に取り組んでくれ』
玄「…はい」
じゃあ行こう、俺の手を取り歩き出す竈門さん
急なことで、顔が一気に赤くなっていくのがわかる
玄(ヤバい、柔らかい、ヤバい)
(あらら、真っ赤っか。可愛い♡師範とは大違い)
この後、この人が兄貴の継子だと知って驚くことになるが、この人であればもし俺に何かあっても、兄貴を支えてくれる。そう思えた
152人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ホタル | 作成日時:2020年1月31日 0時