安心してください、脱ぎませんから

1話 ページ2

?「えーっと…;君は千子村正であってるんだよね?」
『はい』

あの後、あの部屋へと戻って来た布面の男、この本丸の審神者に連れられ、執務室へとやって来た
勿論、私の後ろには蜻蛉切と長谷部が控えている

?「とりあえず、俺の自己紹介をしよう。俺は、この本丸の審神者をやっている水無月(みなつき)だ。よろしく頼む」
『ご存知でしょうが、千子村正と申します。こちらこそ、よろしくお願いします』
水「あ、ああ;」
『? どうかなされましたか?』
水「あっ、いや!;何でもないよ!;」
『はぁ』

それから、『今の時代では歴史修正主義者が〜』『その為にお前は顕現され〜』という説明を受けた
……すみません、知ってます。めっちゃバリバリ出陣とか刀剣たちにさせてました

(なんて、言えるわけがない…;)
水「本来なら、お前も男として顕現されるはずだったんだが、最近女として顕現される事例が多々発生してるらしくてな;
現在も原因がわかっていないらしい」

え、私以外に刀剣女士が居るの?
めっちゃ会ってみたい←

水「てっきり男として顕現されると思っていたからな、男物の内番服しかなくてだな…;」
『つまり、このまま他の方達に挨拶を?』
水「そうなんだが…その格好はなぁ…;」

うん。言いたいことはわかるよ、主さん
この格好のまま挨拶に行ったら一期さん(居るかどうかわからないけど)が「弟の教育に悪いです!」って言ってお覚悟されそう←

『なら、どなたかの内番服をお借りするというのは?』
水「ああ、その手があったか。長谷部、貸してやってくれ」
長「主命とあらば」
(ふぁっ!?)←

え、え、え、えええ!?
へっしーの内番服だと!?
え、幸せ過ぎて死ねる←

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