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「 A、寝てな疲れたでしょ。明日も仕事だろ。 」
そういって光がきてたジャケットをかけられた。
それと同時に光が車を降りたのがわかった。
目を瞑っても頭に浮かぶのはさっき見えた涼介くんと矢野さんの姿。
光がいてくれて助かった。
こんなんじゃ事故っちゃうね。
車のドアが開いたのがわかった。
” Aは？ ”
「 眠そうだったから後ろで寝かせた。 」
ずっと喋らない二人。
” A ”
好きな声が聞こえた。
目を開けてみると家に着いていた。
好きな声に主は
『 涼介く・・・ぁ・・・えっとごめん 』
「 A、家ついたよ帰ろ。 」
そう言われて光に手を引かれたまま車を降りて部屋に向かった。
「 じゃぁな 」
そういって光が私の部屋に入ろうとした時だった
” 待って、俺Aに話あるから入っていい？ ”
・・・マネージャーおろされるのかな。
『 わかった・・・光ちょっと外で待てる？ 』
「 山田の部屋いる。 」
そういって私は涼介くんと部屋に入った。
しばらく沈黙が続く
涼介くんが何か言おうとした時に無意識に止めてしまった
” あのｓ ”
『 あ！これ！シャンプー、一応トリートメントもどうぞ、今日もお疲れ様！
えっと、明日のスケジュールは１３時から雑誌の撮影のみです！ 』
・・・・もう話すことがない・・・。
顔も見れない・・・
でも・・・私はマネージャー私情を挟んではいけない。
いつも通り涼介くんの顔を見た。
大丈夫いつも通り！！
そう言い聞かせながら。
苦しくなる胸を必死に仕事のプライドで押さえながら。
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作者名：おふとん。 | 作成日時：2020年6月10日 16時
