芥川くんにはお姉さんが居ます！【文スト】2

惨拾伍 ページ11

治がきてくれたお陰で人虎は捕獲できなかった。









貴『作戦は失敗。次は黒蜥蜴にでも頼みますか...っと、その前に、黒蜥蜴の誰かにやってもらいたいことがあったなぁ』









最近、ポートマフィアの荷が横流しされているらしい。



その不埒な連中の拠点を潰す。



至って簡単な仕事だ。








prrrrrr...prrrrrr...ﾋﾟｯ









広津「...はい」




貴『あぁ、広津さん。任務中ですか？』




広津「いいえ？」




貴『実は頼み事がありまして...』




広津「殲滅、でしょうか？」




貴『流石広津さんです！...その連中は、我らポートマフィアの荷を横流しする不届き者です。証拠を見付け次第皆殺しで構いません。

場所は電子手紙にて、報告します』




広津「御意」









ﾋﾟｯ...








今は此方に集中したいからな〜



後で酒でも奢ってあげよう。



却説、次の作戦考えないと



......黒蜥蜴を遣うか。



龍は独断専行ばかりする...



敦...否、人虎を殺しかけた。



それに、人虎の居場所を奪えば...









貴『一葉に頼もうかな...』




？「何をだい？」




貴『秘密...まぁ、貴方なら判っているのでは？...治』




太宰「ふふ、秘密だよ」









此処はバー。



昔..."四人"で集まった場所。



そのバーの名前『Lupin』









貴『然し、彼処で会うのは予想外だったなぁ』




太宰「私もだよ...思わず抱きしめてしまった」




貴『私と貴方は好い仲、恋仲でも無いでしょうに...』




太宰「でも、私は本気だよ？」









ｶﾗﾝ...



治に置かれるお酒。



私は昔を思い出してしまう。








織田作が居た、あの時を...









太宰「それで？芥川くんは最近如何なの？」




貴『龍は日に日に成長している。強くなった...でも、貴方に未だ認められていないと思っているよ...はぁ、本音を云ってあげればいいのに』




太宰「だって...芥川くん嫌いなんだもの

(Aを何時も独り占めするし)」




貴『龍を嫌いなんて...私に喧嘩でも売ってるのかしら？』









恐らく、今の私からは黒いオーラご出てきているだろう。




殺気であって、殺気でないものが...









太宰「はぁ、相変わらずの弟妹愛だね」




貴『貴方こそ...自 殺嗜好者っぷりは相変わらずなの？』




太宰「まあね」





貴『...少しは躊躇わないの？

はぁ、可哀想。探偵社員に同情するよ...』

惨拾陸→←惨拾肆

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す