漆 ページ9
貴『...よし、報告書完成！』
後は此の書類たちを幹部の部屋へ運ぶだけ。
そしたら今日の任務は完全に終了。
久々に疲れた一日だったなぁ...
服は先刻着替えて、今は仕事着を来ている。外套は外套掛けに掛かっていたので、羽織ってはいない。
芥川「ﾄﾝﾄﾝ)姉上」
貴『龍？どうしたの、入っておいで』
芥川「...はい」
龍が一瞬目を逸らした事を、私は見逃しはしなかった。
何時もは私の目を見て話す子が...だよ？
それに、一寸だけ不安そうな顔してる。
何でそんな顔をしているの？
そんなことを考えていると、何時の間にか龍は私の目の前に立っていた。
私は椅子に座っている為、私が龍に見下ろされている状態。
ここから見た龍は我が弟ながら少し圧がある。
貴『...龍？』
芥川「姉上の今日の任務は色仕掛けなのか？」
貴『何で？...あぁでも治に聞いた？』
芥川「否、太宰さんは何度聞こうとしても答えてなど呉れなかった」
へぇ...ちゃんと云わなかったんだ。一寸だけ見直したかも。
でも、如何してバレたんだろうか...皆目見当も付かない。
芥川「...姉上は気付いていないのか？
その、頸の...」
貴『頸？ぇ、頸に何か付いてるの？』
芥川「...
誰にやられた？」
き、き、き、接吻印！？！？！？
え、待って...誰に付けられたの！？あっ！
標的だった牧岐夜見斗...
あの時に感じた頸の痛さって、接吻印だったのね...
あれ？だったら、治にもされたんだけど！？然も、同じところに！！
「此れは私で書き換えてあげる」
あれってこの事だったの？
書き換えるって...真逆...接吻印を？
貴『...色仕掛けの任務でこういうことは良くある事。龍が気にしなくてもいいのよ？
ほら、もう寝なさい』
芥川「だったら、色仕掛けの任務なんてもうやるなっ！」
貴『首領に頼まれた依頼よ？断れる訳無いでしょ...
先刻から龍、貴方変よ？』
芥川「ッ...姉上には関係ない。おやすみなさい」
帰っちゃった...あれが世に云う反抗期！？
龍も大人に成りつつあるのね。お姉ちゃんは嬉しいよ
そろそろ、報告書を届けに行こう。
そう思い立ち上がった。
外套掛けから私の黒い外套を外し、羽織る。
時計を見れば疾っくに零時を指していた。
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はる猫Blood(プロフ) - ハニーさん» 早速治しました！コレからも頑張ります！ (2018年9月19日 22時) (
レス) id: 414d01be61 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - いえいえ、お役に立てたならば嬉しいです。これからも頑張って下さい。 (2018年9月19日 22時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
はる猫Blood(プロフ) - ハニーさん» 判りました！ありがとうございます！ (2018年9月19日 22時) (レス) id: 414d01be61 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 身長が158でDカップ、それに対して体重が39キロは一寸軽過ぎると思います。せめて44キロはないと割り合わないと思います。 (2018年9月19日 22時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
はる猫Blood(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！！ (2018年9月18日 16時) (レス) id: 414d01be61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる猫Blood | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RcKHYu2S7c1/
作成日時：2018年9月16日 23時
