拾壱 ページ13
ｷｨ...ﾊﾞﾀﾝ
雰囲気があるバー『Lupin』...
此処は治が連れてきてくれた、私の憩いの場所になった処...大切なもう一つの場所だ。
貴『久しぶりに来たなぁ...』
太宰「私もだよ」
カウンターの椅子に腰を掛ける。治が"先生"と呼ぶ猫が先刻迄座っていた為、未だ椅子が生暖かい。
貴『あ、マスター何時もの最ッッ高に美味しいリンゴジュース下さ〜い！』
太宰「早速かい？じゃあ私は...洗剤を一杯！」
マスター「ありません」
残念そうに口を尖らせて「ちぇー」って云ってる。否々、普通出て来ないよ！？出て来たらヤバイよ！？判ってる！？
って、治に云っても繰り返すんだろうなぁ...
貴『こら、マスターを困らせないの！』
太宰「判ったよ...じゃあマスター、何時もの」
貴『そう云えば最近、龍がね可愛いんだよ！聞いてくれる？』
太宰「聞いてあげても良いけれど...恐らく耳から耳に通り抜けてしまうよ？だから、話していても無駄さ」
解せぬ...龍の可愛さが判らない治が解せぬ。
あんなに可愛いのに！私の龍の話を聞かないとは...！
太宰「でもまぁ...芥川くんは優秀だよ。
異能力を完全に使いこなせるようになったら、きっとポートマフィアで...勿論、中也や君よりも弱いだろうけど。
きっと強くなる...」
貴『...知ってる。龍は強い子だもの...それは私が...一番彼の子の側に居る私や銀が一番良く知ってるよ』
そう...龍は強い子。自分の妹と姉を命懸けで護ってくれようとしたことだってあった。
幼かった彼の背中も...今じゃ少しだけ大きく見える。
でも、中身は未だ未だ子供で...矢っ張り、私も彼の子を護ってあげないとって思うの...
貴『...話、変わるんだけどさ...私ね？此処が好き...血も地位も今は関係無くて...だから』
太宰「私も好きだよ...何故だか汚れた手が此処では綺麗に見える。勿論良い意味でね」
貴『そうね...もう、何人殺したかなんて判らないもの』
太宰「君は仕事が早いから余計に多く殺した...その結果は恐らくだけど、私と同じくらい殺しているよ」
悲しそうな声をしている...そっか、私はそんなに沢山の人間を殺してたんだね...
治が殺してきた血のリストを見れば私だって怖い。でも、私も同じくらいの血のリストを持っているんだね...？
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はる猫Blood(プロフ) - ハニーさん» 早速治しました！コレからも頑張ります！ (2018年9月19日 22時) (
レス) id: 414d01be61 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - いえいえ、お役に立てたならば嬉しいです。これからも頑張って下さい。 (2018年9月19日 22時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
はる猫Blood(プロフ) - ハニーさん» 判りました！ありがとうございます！ (2018年9月19日 22時) (レス) id: 414d01be61 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 身長が158でDカップ、それに対して体重が39キロは一寸軽過ぎると思います。せめて44キロはないと割り合わないと思います。 (2018年9月19日 22時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
はる猫Blood(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！！ (2018年9月18日 16時) (レス) id: 414d01be61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる猫Blood | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RcKHYu2S7c1/
作成日時：2018年9月16日 23時
