玖 ページ11
太宰「やるねぇ...私の負けだよ。いっそのことその儘殺して呉れるともっと嬉しいのだけれど？」
貴『遠慮しますよ幹部様』
私は治の上から退いて、龍の元に行く。当然なのだが、龍は私たちから少し離れていた。
龍を見るだけで落ち着ける...安心する。やっぱり、私の居場所は何時でも龍と銀が居る処なんだね。
太宰「...ﾎﾞｿｯ)君は家族以外、まるで眼中にないね...鈍感にも程がある」
貴『？、ごめん治...何か云った？聞こえなかったんだけど』
太宰「唯の独り言さ...さぁ芥川くん、充分休めたろ？続きだ」
芥川「はい」
何て云ったんだろう...まぁ、治のことだし、きっと如何でもいいことだよね。
今は...龍を見守っておかないと。あの子が独り立ち出来る強さを得られるように...
あ、それは銀にも同じかな。
太宰「...芥川くん、一つ良いことを教えてあげよう。
君の姉のAは攻撃パターンが毎回違っていてねぇ...隙がないし読みにくい。
だが、君はどうだ？君は攻撃パターンが決まっていて詰らない...そして何より読みやすいのだよ。
まぁ、喩え其処を直したとしても君は君の姉には何時まで経っても追い付けやしない。所詮は出来損ないだからだ」
芥川「っ！」
貴『治...巫山戯ないで。龍は私を越える。私なんかよりもずっと優れているもの』
太宰「芥川くん、今の彼女の言葉が...姉の言葉が真実だと思うかい？
...答えは、違うよ。彼女の言葉は唯、君への世辞に過ぎない
Aにとっちゃ、可愛い可愛い弟だからね」
治がずっと話しっぱなし。
龍、お世辞なんかじゃないよ？私は知ってるの。貴方が優しいことも、強いことも全部。だから...
だがら、治のそんな言葉なんて聞かないで。
芥川「っ...」
太宰「はは、君は脆いね...そんなので姉を護ろうだなんて出来る訳ない。
そうだなぁ...代わりに私がその役目を引き継いであげようか？」
芥川「否、それは...それだけは僕が幾ら弱くとも太宰さんにはやらせません。
姉上を護るのは僕の唯一の役目...」
太宰「...あっそ」
治は...何がしたいの？龍の心を掻き乱して...ぐちゃぐちゃにして...龍は頑張ってるのにだよ？
それに...私は龍に護られてばかりなの。
私が確りしなきゃいけないのに...
何時もごめんね、龍。
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はる猫Blood(プロフ) - ハニーさん» 早速治しました！コレからも頑張ります！ (2018年9月19日 22時) (
レス) id: 414d01be61 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - いえいえ、お役に立てたならば嬉しいです。これからも頑張って下さい。 (2018年9月19日 22時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
はる猫Blood(プロフ) - ハニーさん» 判りました！ありがとうございます！ (2018年9月19日 22時) (レス) id: 414d01be61 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 身長が158でDカップ、それに対して体重が39キロは一寸軽過ぎると思います。せめて44キロはないと割り合わないと思います。 (2018年9月19日 22時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
はる猫Blood(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！！ (2018年9月18日 16時) (レス) id: 414d01be61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる猫Blood | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RcKHYu2S7c1/
作成日時：2018年9月16日 23時
