*夢* ページ22
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それは、浅い浅い…浅すぎる夢。
少女からして、家族とはクズの最終形態。
そんな家族が、彼女に少しでも優しくなるなんて。
幼き頃の少女の夢でしかなかったのです。
そう言い、彼女は自分の首を斬る。
「夢の世界で位、夢を見てたかったのかもね。でも、アホ臭いなぁ。」
頬に傳った涙はとても綺麗なものでした。
魘夢は知らなかった。
この少女の日常は、悪夢よりも悪い、夢であってほしい程の物だったこと。
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《この世界じゃ、納屋に閉じ込められなかった。》
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《この世界じゃ、動物の餌くらいのご飯をもらえた。》
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《そして、何よりお兄ちゃんがいたの。》
「お兄、ちゃん…。会いたいよ…。」
その一言は、誰に届いたであろう。
「おはよう。」
私はにやりと微笑んだ。
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彗星β?~ ?°?(プロフ) - いろはさん» わぁぁぁぁぁ?!お褒めの言葉ありがとうございます!めちゃ嬉しいです!!頑張りますッ (2021年1月10日 16時) (レス) id: 75b9d788ce (このIDを非表示/違反報告)
いろは - とても面白い!更新頑張ってください!応援しています (2021年1月2日 0時) (レス) id: 5474bef894 (このIDを非表示/違反報告)
くるみっこ - ひまわり。さん» あのぉどうやって作者様にイラストを送れるか教えていただけませんでしょうか?他の作品の作者様にイラストを頼まれたので描いたんですがどうやって送るかわからないんです (2020年10月18日 15時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - 主人公を描いたんですが、見てもらっても良いですか?下手ですが。。 (2020年7月13日 16時) (レス) id: 97f1b150de (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - とっても面白いでし!! (2020年7月13日 16時) (レス) id: 97f1b150de (このIDを非表示/違反報告)
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