わらび餅を食べに行っただけなのに【鬼滅の刃】

＊わらび餅が10個 ページ21

ワークとの戦いに打ち勝ったので、体から息を抜きに来ました。

すー…はー…

って死ぬやないかーい。(は？)
＊


そんな陽気な私達を片隅に、竈門は一人もの凄い怒りを抱いていた。

わー迫力が凄ーい。


「Aさん、思ってもいないこと口に出さないでください。」
「あれ…？バレた？てか口に出てた？」


まぁ、こういうところが馬鹿って言われるんでしょうね。


「ねぇ、言いたい事ぶちまけちゃいなよ。あんたは、今長男じゃ無くて一人の鬼殺隊の隊士だ。気なんて張らないでいいんだよ。」


そう言うと、竈門から自我…違う。我慢が消えた気がした。


「人の心の中に土足で踏み入るな！！俺は、お前を許さない！！」


その時、私はニヤリと笑った。竈門は何だコイツといった目で見てくる。


「よく言ったね竈門！！あはは！！やっぱり面白い！！我慢を解いても良い子って！」





そう言い、呼吸を整える。





「私にゃ無理かな！！」



その私の言葉と同時に、竈門も呼吸を整える。


私は元凶に刀を振る。



「水の呼吸 拾ノ型 生生流転」
「血鬼術 強制昏倒催眠の囁き」


その瞬間、私は浅く浅く非現実な過去の夢に連れ去られる。


「耐えろ竈門。すぐに手伝ってやるよ。」


その言葉を残して、浅い夜に飲み込まれるのでした。


＊

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