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八話 ページ10

甘露寺「私甘露寺蜜璃。貴女は?」



『雨霧Aです。』



甘露寺「Aちゃんね!」





…いつもなら基本的に誰に対しても名字で呼ぶようにお願いする。



何故なら師範がうるさいから…信じていない相手に名前で呼ばせるな、とかなんとか…僕的には良いんだけど、それがうるさいからということで蟲柱様達もみんな僕を名字で呼んでいる。



でもこの人は良いよね、信じる信じない以前に口うるさい師範に会うこともないだろうし。





『甘露寺さんは…』



甘露寺「甘露寺さんなんて遠いわ、蜜璃って呼んで!」



『み、蜜璃さん…は、どうして鬼殺隊に?』





普段は余り聞かないんだけど…思わず聞いてしまう。



僕は人の雰囲気のようなものにかなり敏感で…完全にではないとは言え、ある程度辛い何かがあったとしたら雰囲気で分かる。



と言っても、何かあったなー、とかくらいにしか分からないんだけど…鬼殺隊士には基本的にそれを感じたりする。



でも、この人も多少は感じるけど…其処までそれが大きかったりしない。





甘露寺「えっとね…添い遂げる殿方を見つけるためなの。」





頬を染めながらそう言う蜜璃さんを見つめると、少し控えめに地面を見つめながら続ける。





甘露寺「私元々は鬼とは全然無縁の所に生きててね、17歳でお見合いをすることになったの。でも筋肉密度人より高かかったりよく食べたり…この髪色のせいで大食らいなことや、おかしな髪の色のせいで化物扱い受けて。色々と普通で居るようにしてたんだけど…「ありのままの自分ができる、人の役に立つことがしたい」って思って鬼殺隊に入ったの。」



『髪色…』



甘露寺「桜餅いっぱい食べてたらなっちゃった。」





そうはにかみながらも、何を言われるのかと少し構える蜜璃さん。



…うーん、





『蜜璃さんみたいに可愛らしい人を化物扱いとか…よっぽど馬鹿なんですかね?』



甘露寺「…え?」



『髪色めちゃくちゃ綺麗じゃないですか、羨ましい。それに沢山食べる人って素敵でしょ?鬼殺隊に入った理由も、立派な理由ですし良いじゃないですか。』





そう言ってから桜餅を蜜璃さんの口に入れる。



僕を見ながら目を見開いている蜜璃さん…そんな顔も絵になるとか何ですかね。





『蜜璃さんは蜜璃さんらしく生きれば良いですもんね、立派な一隊士ですし素敵な女性です。』





…なんて、気障すぎるかな。

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人見(プロフ) - フレフレ組尊いさん» なぁにぃ!!!ボクっ娘はありやぞ!!!!!(うるさい)はいごめんなさい、個人の価値観がありますよね(突然の反省) (2020年8月16日 23時) (レス) id: 882ef10c58 (このIDを非表示/違反報告)
フレフレ組尊い(プロフ) - ボクっ娘はないわぁ (2020年6月25日 13時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 終わりになっちゃうんですか...?続きが読みたいです。楽しみです! (2020年6月14日 22時) (レス) id: c2d0832e50 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(童磨推し) - 好きです!!続き楽しみに待ってます!!! (2020年5月25日 14時) (レス) id: 5357f72739 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみっく(プロフ) - 面白いです!続き読みたいです!お願いします! (2020年5月5日 18時) (レス) id: b641ec771d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星降る夜 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年11月11日 13時

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