七話 ページ9
『は〜…』
昼間、一人だったため甘味処で桜餅を食べる。
美味しいなぁ桜餅…今日限定品あったから思わず多めに買っちゃったんだよね。
『…ん?』
その時、視線を感じて見ると…少し先から僕の方…と言うより桜餅をじっと見る可愛らしい女性を見つける。
桃色の髪に下の方が緑色…まるで桜餅のようで、それでいてとても可愛らしい…いや本当に可愛らしいな、何あの人あんな人居る?
僕より一つか二つくらい上なのかな…にしても此方を見てる…どうしたんだろう。
そう思いながら手招きすると、女性は少し驚いた顔をした後遠慮気味に近寄って来る。
『食べますか?』
「…え?」
『?食べたいんですよね。』
そう言うと、ぱあっと顔を明るくした後、もじもじとし出す。
「で、でもさっき他のお店で食べすぎちゃって…余り食べたら良くないかもしれない…」
…女性らしいなぁ、こういう人が好かれるのだろうなぁ…そう思いながら、隣を少し開けてぽんぽんと叩きながら彼女を見る。
すると彼女は何が言いたいのか分かったのか、隣に座ってくる。
『食べたい時に食べない意味が分かりませんよ。食べたいだけ食べれば良いし…お腹を壊さないなら。わざわざ我慢する必要なんてないでしょう?』
「…!」
『いっぱい食べたいならまた頼めば良いです。いっぱい食べる人ってとても素敵だと思いますよ?』
そう言いながら少し微笑みかけると、彼女は少し頬を染めながら僕の手を取った。
「可愛い…!」
『えっ』
「きゅんとしたわ!優しいだけじゃなくて可愛いのね…!素敵!」
…素敵な女性に素敵と言われて嬉しくない人なんて居ないだろう。
きゅんとした、の意味は少し分からないし自分のことを可愛いとは思えないけど…今のは素直にうれ叱った。
『ふふ、ありがとうございます。貴女もとても素敵ですよ。』
「〜〜〜…!本当に可愛いわ…!!」
そう言いながら抱き着いてくる。
うわ待って良い匂い…じゃない、その隊服何、もっと前閉めた方が…って隊服か、鬼殺隊なのかこの可愛い人。
僕の知ってる鬼殺隊士美人とか美少女とか多すぎないかな…??
1488人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
人見(プロフ) - フレフレ組尊いさん» なぁにぃ!!!ボクっ娘はありやぞ!!!!!(うるさい)はいごめんなさい、個人の価値観がありますよね(突然の反省) (2020年8月16日 23時) (レス) id: 882ef10c58 (このIDを非表示/違反報告)
フレフレ組尊い(プロフ) - ボクっ娘はないわぁ (2020年6月25日 13時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 終わりになっちゃうんですか...?続きが読みたいです。楽しみです! (2020年6月14日 22時) (レス) id: c2d0832e50 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(童磨推し) - 好きです!!続き楽しみに待ってます!!! (2020年5月25日 14時) (レス) id: 5357f72739 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみっく(プロフ) - 面白いです!続き読みたいです!お願いします! (2020年5月5日 18時) (レス) id: b641ec771d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ