四話 ページ6
「しのぶ〜、余り厳しくしちゃダメよ?」
「そーだよ、もう少し優しくね?」
『花柱様、夢柱様。』
蟲柱様の姉上様である花柱様の胡蝶カナエ様、血の繋がりはないものの同じく姉上様のような夢柱様である夢道心花様が声を掛けてくる。
花柱様は相変わらずお美しいし夢柱様は相変わらずお可愛い…蟲柱様もお綺麗だし、蝶屋敷には美形しか居ないなぁと日々考える。
胡蝶「…カナエ姉さん、心花姉さん…」
心花「雨霧ちゃんだって分かってるもんね?本当は。」
カナエ「それでも伊黒くんに追い付きたくて頑張ってるんだもの。もう少し褒めてあげないといけないわ。」
『わっ』
花柱様が僕の頭を撫でてくれる。
…この人の手はお日様のようにあたたかくて…とても安心するから好きだ。
胡蝶「…それでも無理はしないで欲しいんです。」
『無理はしません。』
胡蝶「全く…何かあったらすぐに来てくださいね?」
『もちろんです。』
僕が関わりを持つ柱様はこの三人…と師範。
他の柱様とはまだちゃんと話したことも会ったこともないけど…噂だけで言うと、夢柱様をとても大切にしているのだとか。
分かる、僕も夢柱様は大切にしたい。とても可愛らしいし守ってあげたい。
…でも、其処に師範も入るのだとしたら…少し羨ましいな、と思ってしまうのは僕の醜い所だ。
『…僕の夢は、師範お肩を並べて戦うことです。』
自分に言い聞かせるようにそう呟く。
そう、僕は守られたいんじゃない。ともに肩を並べ戦いたいんだ。
だから羨ましいなんて考えてはいけない…そもそも、こんなに可愛らしい人と同じような扱いを受けたいなんて考えるのが大きな間違いなのだ。
ていうか、この人見掛けによらずめちゃくちゃ強いし。戦ってる所見たことあるけどめちゃくちゃ強いし。他の柱様より強いかもしれないくらいには強いし。
心花「頑張れ!応援してるね!早く此処までおいで!すぐ来れそうだけど!」
そしてこれを素で言う人だから本当に凄いと思う。素敵。
『ありがとうございます、精進します。』
胡蝶「無理はしない程度にですよ?」
『…はい。』
分かっているのでそんなに圧を掛けないでください。
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人見(プロフ) - フレフレ組尊いさん» なぁにぃ!!!ボクっ娘はありやぞ!!!!!(うるさい)はいごめんなさい、個人の価値観がありますよね(突然の反省) (2020年8月16日 23時) (レス) id: 882ef10c58 (このIDを非表示/違反報告)
フレフレ組尊い(プロフ) - ボクっ娘はないわぁ (2020年6月25日 13時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 終わりになっちゃうんですか...?続きが読みたいです。楽しみです! (2020年6月14日 22時) (レス) id: c2d0832e50 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(童磨推し) - 好きです!!続き楽しみに待ってます!!! (2020年5月25日 14時) (レス) id: 5357f72739 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみっく(プロフ) - 面白いです!続き読みたいです!お願いします! (2020年5月5日 18時) (レス) id: b641ec771d (このIDを非表示/違反報告)
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