十七話 ページ19
『勘弁して欲しいんです本当に。』
錆兎「悪いな。」
『錆兎様は悪くありません、悪いのは調子に乗ったであろう師範ですから。』
…何があったか説明します。
元々お酒には弱くない師範ですが、あの人一定以上の量を飲むと酔うんです。
つまり…あの人調子に乗ったのか知りませんが、一定以上の量のお酒飲んで酔ってしまったんです。
分かります？今同じ屋敷に住んでいる僕が居るんですよ？連れて帰るの僕ですよね？そこら辺考えてからみなさんも煽ってくれませんかね。
…いやそもそも煽らないでくれるかな。
『はあ…ほんとにもう…』
錆兎「お前は飲まないのか？」
他の人達もかなり飲んでいて…と言っても霞柱様、霜柱様は飲んでないけど…錆兎様も余り飲んでいないのか、余裕そうな顔で僕の隣でそう言っている。
成年からお酒を飲んで良い、とされていてもこのご時世お仕事さえしていればみんな普通に飲んでいるような世の中。
僕も鬼狩りと言うのもあって飲もうと思えば飲めるし、別に飲んでも良いのでしょうが…
『僕は飲まないです。』
錆兎「弱いのか？」
『…いや、飲めますしどちらかと言えば強い方なのですが…』
飲んだことだって何度かあるし、どちらかと聞かれさえすれば…結構お酒は好きな方だ。
でも飲まない。…いや飲めない。
『…いつ鬼が来るか、分からないので。』
植え付けられているのは、八年ほど前の記憶と、六年ほど前の記憶。
僕が鬼狩りになった理由…植え付けられた恐怖…鬼への恐怖、嫌悪感。
錆兎「柱がこれだけ居るんだから、そんなこと気にしなくても…」
『気にしてないんですけどね、それより僕が万一酔ったりしたら師範を誰が連れて帰るんですか？錆兎様は冨岡様とかを連れて帰らないといけないでしょう？』
錆兎「…まあ、それもそうだな。」
いきなり連れて来られて楽しめなかったら良くないとでも思ったのだろう、この人はとても良い人だ。
師範は確か冨岡様のことを嫌っていたはずだけど…錆兎様のことはどう思っているのだろうか。
まあ師範がどう思おうが、僕が大切と思っているから良いのですが。
『師範、余り酔わないでくださいね？一人で帰らせますよ？』
錆兎「鬼かお前は。」
『いや鬼狩りですよ。』
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人見(プロフ) - フレフレ組尊いさん» なぁにぃ！！！ボクっ娘はありやぞ！！！！！（うるさい）はいごめんなさい、個人の価値観がありますよね（突然の反省） (2020年8月16日 23時) (
レス) id: 882ef10c58 (このIDを非表示/違反報告)
フレフレ組尊い(プロフ) - ボクっ娘はないわぁ (2020年6月25日 13時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 終わりになっちゃうんですか...?続きが読みたいです。楽しみです！ (2020年6月14日 22時) (レス) id: c2d0832e50 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(童磨推し) - 好きです！！続き楽しみに待ってます！！！ (2020年5月25日 14時) (レス) id: 5357f72739 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみっく(プロフ) - 面白いです！続き読みたいです！お願いします！ (2020年5月5日 18時) (レス) id: b641ec771d (このIDを非表示/違反報告)
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