九話 ページ11
甘露寺「………う〜〜〜…」
『えっ』
突然涙を流し始める蜜璃さんに焦る。
これはまずくないか…僕が泣かせてる感じだぞ…?僕そんなに言っちゃいけないこと言ったかな。
『ご、ごめんなさい何も知らない奴が妙なことを言って…』
甘露寺「違う…違うの。」
『え、あの、』
そう言うと、僕に抱き着いてくる。
え、なになになになに。
甘露寺「嬉しかったの〜!」
『…え、』
甘露寺「自分は自分で良い、って思ってても…人に言われるとこんなに違うのね…!ありがとうAちゃん、私Aちゃんに出会えて良かった…!」
『み、蜜璃さん…?』
甘露寺「もっと自信持てたわ!この後の任務も頑張れる!」
…凄く嬉しそうだけど、それならそれで良かった…のかな?
そう思いながら蜜璃さんを見ると、蜜璃さんは桜餅を大量に頼んで食べ始める。
…うん、
『誰が何と言おうと、僕はいっぱい食べる蜜璃さんが好きですよ。』
甘露寺「〜〜〜!!Aちゃん!!大好き!!」
『え…ありがとうございます?』
…にこにこと笑う姿も含めて、この人は本当に素敵な人だ。
僕が男だったらこんな人を好きになってただろうなぁ…なんてことを考える。
師範もこういう人が…あ、いや、師範は恋柱様のことが好きなんだっけなぁ………何考えてんの、しかもそれで落ち込むのどうにか出来ないかな僕。
『この後任務なんですか?』
甘露寺「ええ!確か合同任務!」
『合同任務かぁ…僕少ないなぁ…』
甘露寺「そうなの?」
『僕の使う呼吸は、人と一緒でも全然使えますが、呼吸を知らない人とともには戦えないものだったりするんです。』
甘露寺「そうなの…?凄いわね、それ!」
『さー、どうでしょ…』
僕も師範と同じ呼吸の使い手だったら何か違ったのかな…なんて考えてもどうしようもない。
僕は僕らしく、霧の呼吸の使い手として…自分に出来ることをしなければ。
いずれ師範に認められて、並んで戦えるように…そのために、僕は…
「おい、何をしている。」
『…げ、』
…その時現れたのは、師範で。
めちゃくちゃ僕のこと睨んでるんですけど…仕方ないじゃないですか、鍛錬したら怒られるし、
甘露寺「伊黒さん!」
『…蜜璃さん、』
伊黒「…いつの間に甘露寺と仲良くなった。」
…え?
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人見(プロフ) - フレフレ組尊いさん» なぁにぃ!!!ボクっ娘はありやぞ!!!!!(うるさい)はいごめんなさい、個人の価値観がありますよね(突然の反省) (2020年8月16日 23時) (レス) id: 882ef10c58 (このIDを非表示/違反報告)
フレフレ組尊い(プロフ) - ボクっ娘はないわぁ (2020年6月25日 13時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 終わりになっちゃうんですか...?続きが読みたいです。楽しみです! (2020年6月14日 22時) (レス) id: c2d0832e50 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(童磨推し) - 好きです!!続き楽しみに待ってます!!! (2020年5月25日 14時) (レス) id: 5357f72739 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみっく(プロフ) - 面白いです!続き読みたいです!お願いします! (2020年5月5日 18時) (レス) id: b641ec771d (このIDを非表示/違反報告)
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