検索窓
今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:333,353 hit

九話 ページ11

甘露寺「………う〜〜〜…」



『えっ』





突然涙を流し始める蜜璃さんに焦る。



これはまずくないか…僕が泣かせてる感じだぞ…?僕そんなに言っちゃいけないこと言ったかな。





『ご、ごめんなさい何も知らない奴が妙なことを言って…』



甘露寺「違う…違うの。」



『え、あの、』





そう言うと、僕に抱き着いてくる。



え、なになになになに。





甘露寺「嬉しかったの〜!」



『…え、』



甘露寺「自分は自分で良い、って思ってても…人に言われるとこんなに違うのね…!ありがとうAちゃん、私Aちゃんに出会えて良かった…!」



『み、蜜璃さん…?』



甘露寺「もっと自信持てたわ!この後の任務も頑張れる!」





…凄く嬉しそうだけど、それならそれで良かった…のかな?



そう思いながら蜜璃さんを見ると、蜜璃さんは桜餅を大量に頼んで食べ始める。



…うん、





『誰が何と言おうと、僕はいっぱい食べる蜜璃さんが好きですよ。』



甘露寺「〜〜〜!!Aちゃん!!大好き!!」



『え…ありがとうございます?』





…にこにこと笑う姿も含めて、この人は本当に素敵な人だ。



僕が男だったらこんな人を好きになってただろうなぁ…なんてことを考える。



師範もこういう人が…あ、いや、師範は恋柱様のことが好きなんだっけなぁ………何考えてんの、しかもそれで落ち込むのどうにか出来ないかな僕。





『この後任務なんですか?』



甘露寺「ええ!確か合同任務!」



『合同任務かぁ…僕少ないなぁ…』



甘露寺「そうなの?」



『僕の使う呼吸は、人と一緒でも全然使えますが、呼吸を知らない人とともには戦えないものだったりするんです。』



甘露寺「そうなの…?凄いわね、それ!」



『さー、どうでしょ…』





僕も師範と同じ呼吸の使い手だったら何か違ったのかな…なんて考えてもどうしようもない。



僕は僕らしく、霧の呼吸の使い手として…自分に出来ることをしなければ。



いずれ師範に認められて、並んで戦えるように…そのために、僕は…





「おい、何をしている。」



『…げ、』





…その時現れたのは、師範で。



めちゃくちゃ僕のこと睨んでるんですけど…仕方ないじゃないですか、鍛錬したら怒られるし、





甘露寺「伊黒さん!」



『…蜜璃さん、』



伊黒「…いつの間に甘露寺と仲良くなった。」





…え?

十話→←八話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (438 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1488人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

人見(プロフ) - フレフレ組尊いさん» なぁにぃ!!!ボクっ娘はありやぞ!!!!!(うるさい)はいごめんなさい、個人の価値観がありますよね(突然の反省) (2020年8月16日 23時) (レス) id: 882ef10c58 (このIDを非表示/違反報告)
フレフレ組尊い(プロフ) - ボクっ娘はないわぁ (2020年6月25日 13時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 終わりになっちゃうんですか...?続きが読みたいです。楽しみです! (2020年6月14日 22時) (レス) id: c2d0832e50 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(童磨推し) - 好きです!!続き楽しみに待ってます!!! (2020年5月25日 14時) (レス) id: 5357f72739 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみっく(プロフ) - 面白いです!続き読みたいです!お願いします! (2020年5月5日 18時) (レス) id: b641ec771d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:星降る夜 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年11月11日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。