本能で感じた ページ37
葉月サイド
「た、ただいま…ですっ…!?」
扉を控え目に開けてそろりと一歩踏み出すと、引っ張られて煙草の匂いに包まれた。
急な出来事で転びかけたが、さすが赤井さん、ばっちり受け止めてくれた。
しばらくなされるがままに彼に体重を預ける。
「おかえり。
…今日は無事、だったな。」
いや、あの、心臓が無事じゃないです!!!
抱き締められたまま頭をポンポンと撫でられる。
彼の煙草の匂いは安心感すら感じさせる。
思わず抱き締め返してしまった。
イケメンたちに抱き付きまくってあとから刺されたりしない??生き残れる???
前世では良い男に全く出逢わなかったから良いよね!!!!
許してね!!!
顔をあげると、フッと微笑まれた。
何しても顔が良い!!
その笑顔でだったら殺されてもいいな!!いやよくないけど!!!
「“お守り”が効いたか?」
トントンと左の首元を指で差して言う。
恥ずかしがるのか睨むのか、どんな顔をすれば良いのか分からなくて、きっと変な顔をしてしまったと思う。
赤井さんは可笑しそうに笑った。
“これのせいで安室さんが怖かったんですけどね…”
小さく呟いたつもりだったが、彼には聞こえてしまったらしい。
ほぉ…ってその一言だけで本能が働いた私は慌てて彼の腕からすり抜けた。
お風呂入ってすぐ寝ます〜!!と部屋に走った。
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いちご飴(プロフ) - 素敵な作品見つけた…だと思ったら終わってた、、いつか更新してくださるのをずっと待ってます! (2月11日 16時) (レス) @page41 id: 9ae4f8b3c5 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - ずーっと待ってます……!! (5月19日 20時) (レス) @page41 id: 59d78921c3 (このIDを非表示/違反報告)
あ - お、おわった…w (2022年7月28日 5時) (レス) @page41 id: fa9b0d5a55 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - コナンくんの破壊力えぐいです。 (2022年7月25日 8時) (レス) id: 32b67605f3 (このIDを非表示/違反報告)
カイセイ - 終わらないでぇぇ… (2022年4月24日 18時) (レス) @page41 id: 7be9c28f97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆるり。 | 作成日時:2019年7月14日 20時