派手な登場 ページ27
突然、空間が切り裂かれた。
一瞬だった。
窓ガラスが飛び散り、男の銃を持つ手に命中した。
…銃弾…！！！
ってことは、あの人が…！
男が叫ぶと同時に、店のシャッターを砕いて車が突っ込んで来た。
RXｰ7！！
それを合図に、待機していたのであろう警察官がなだれ込んでくる。
安室さんが男を取り押さえる。
俺もそこに走った。
「葉月ッ！！！」
手首の縄をほどくと、彼女は自分でガムテープを外した。
は〜、と大きく息を吐く。
「くそいってぇ………。
今度こそ、ホントに、死ぬかと思った…はは…。」
安室さんが担いで行こうとするも、自分で立てますよ、なんて強がる。
何で俺なんかの身代わりになったんだよ、そう言う前に、彼女は笑みを浮かべた。
「これしか作戦思い浮かばなかったんだけど、まさかボコられるとは…。
私ってそんな殴りたくなる顔してる…？
…あ、でも、謝んないでよ。」
雑に頭を撫でられた。
俺のせいで、痛い目に遇ったのに…。
俺が、変に疑ったりしたから。
謝らないで、なんて言われたら、他に何を言えばいいのか見つからなかった。
安室さんの肩を借りて店を出ていく。
もう、彼女に関わらない方が良いのかもしれない。
______________________
葉月サイド
運転席のドアが閉まった。
はぁ〜〜死ぬかと思った〜…と漏らすと怒られた。
なんて理不尽…
「貴女は何でそう簡単に死にかけるんですか！！」
キーンと頭に響く。
「何でですか…私も知りたいですよ…。
今度ばっかりは流石に死ぬかと…」
「もう3回目ですよ！？
拉致にストーカーに強盗に…！」
えーん…毎回死にかけてる…
実際1回死んでるから4回なのかもしれないけど…。
横で安室さんが怒ってるけどもう何て言ってるか分からんです…。
「でも、安室さんも危険な目に遇ってばっかじゃないですか。
コナンくん程じゃないけど事件に巻き込まれ…」
「貴女は女性で、力も無いし特別頭が回る訳ではないでしょう！
ヒーローみたいなことは僕達に任せて、まず第一に自分のことを大切にしてください！」
あっれぇこれ貶されてる？？
まあその通りなんですけどね、何も言い返せない…。
「じゃあ、私のヒーローになってくださいよ。
……なんてね、嘘です。」
ちょっと寝ますね…と呟き、安室さんに背を向けて丸くなる。
う〜、また赤井さんに怒られるかも…。
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いちご飴(プロフ) - 素敵な作品見つけた…だと思ったら終わってた、、いつか更新してくださるのをずっと待ってます！ (2月11日 16時) (
レス) @page41 id: 9ae4f8b3c5 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - ずーっと待ってます……!! (5月19日 20時) (レス) @page41 id: 59d78921c3 (このIDを非表示/違反報告)
あ - お、おわった…ｗ (2022年7月28日 5時) (レス) @page41 id: fa9b0d5a55 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - コナンくんの破壊力えぐいです。 (2022年7月25日 8時) (レス) id: 32b67605f3 (このIDを非表示/違反報告)
カイセイ - 終わらないでぇぇ… (2022年4月24日 18時) (レス) @page41 id: 7be9c28f97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり。 | 作成日時：2019年7月14日 20時
