【JO1】伝えられるなら

#46 ページ46

楽しかった食事会も終わって
一緒の家に帰るんだけど何か変な感じ。


翔「ねぇ、鍵で開けてみなよ」

「うんっ」

翔「そのウサギ邪魔じゃない？(笑)」

「これと鍵はセットなの。開いた！」


開かなきゃ困るんだけどね。


翔「んー…何か疲れた(笑)」

「色々聞けて楽しかったけど(笑)」

翔「俺は恥ずかしかったけどね」

「でも、嬉しかった。
ずっと考えてくれてたんだなぁって思って」

翔「そりゃね。考えるでしょ。
お風呂とか準備しないとね」

「あ、ねぇ、お風呂のやり方教えて」


そっか。これからはお風呂やっといたよ。とか
言ってもらえるかもしれないってことでしょ？
なにそれ、幸せじゃん。

お風呂まで行ってお湯を溜めるボタンとか
教えてるんだけどね


翔「大体同じでしょ？」

「うん、同じっ」

翔「後はなんかある？」

「洗濯機とか？」

翔「あー、えっとね…」


色々質問してくれて説明してるんだけど
ふと視線が気になって


翔「で、ここ押すと…って聞いてる？(笑)」

「あっ、ごめん(笑)」

翔「ちゃんと聞いてよ？」

「うん(笑)」


って言ってはみたけど多分、聞いてないよね？
チラッと視線だけ送ると目があって


翔「ねぇ、お風呂「え？」

翔「いや、お風呂できたよって(笑)」

「あ、ああ、うん(笑)」


何で、お風呂にそんなに反応したの？
え？何？

一緒に…違うか。
そんな恥ずかしそうな顔したら
勘違いするんだけど？


翔「入る？」

「え？一緒に？！」

翔「え、ごめん、一緒に入りたいの？！」

「え、あっ違う…(笑)」

翔「大胆発言するなら先に言って！
俺の心臓持たないから！(笑)」

「そんなつもり…ない(笑)」

翔「もう…(笑)」

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