【JO1】伝えられるなら

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お昼を迎えるといつもは隣で翔也が
何食べる？って聞いてきてた。

そもそもお昼に余裕があることも
中々なかった気がする…

周りを見たら先輩たちが必死な顔で
やってて。課長に呼ばれた後に私に渡した書類を
持って行ったけど…


「あの…」

「何」

「私やりますから、お昼、行ってください」

「いや、大丈夫」

「それ、ここを押してやると早いです」

「あっ、本当だ」


その時、後ろから


翔「A」

「翔也！」

翔「お昼食べない？」


いつもの袋をぶら下げて聞いてくるから


「行く！」


先輩は行ってきていいよって苦笑いして
送り出してくれたから


翔「連絡したのに出ないから」

「携帯…忘れてきたの(笑)」

翔「朝のチェック忘れたの？(笑)」

「うん、誰かさんが電話くれないし
何も教えてくれないし」

翔「ごめんって。急に言われて。
それに…」


って急に照れた顔するから何処に照れる要素
あったの？って思ったら


翔「Aが隣にいたら仕事できない」


なんて言うから私が照れるじゃん！


「だからってまさかのシステム課なんて…
あそこ、無駄に顔面偏差値高いじゃん」

翔「白岩さんとか白岩さんとか白岩さんとか？」

「めっちゃ言うじゃん(笑)」

瑠「呼んだ？(笑)」

翔「お疲れ様です！」

「お疲れ様です。今日もお顔が眩しい」

翔「ねぇ！(笑)」

瑠「あはは(笑)ごめんね、大切な人
もらっちゃった」

「あ、いや、私より全然頼りになるだろうし…」

瑠「あ、まぁね(笑)…翔也頑張れ(笑)」

翔「やめてください(笑)」

「え？何が？！」

翔「いいから食べて」


何か私だけ違うこと言ってる？

その後、翔也に白岩さんは知ってるからね？
って言われて大切な人の意味がわかって


翔「耳、真っ赤じゃん」

「うるさい(笑)」

瑠「こりゃ一緒に働けないね(笑)」

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