検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:188,531 hit

10:本さえ読めない ページ10

ベッドの上で壁に背中を預けて、この前買った小説を読む。


「天さん」
「なに?」


ここはわたしの家なんだけど、当たり前のように天がいた。
帰る家間違えてない?


「天は家出でもしたの」
「いまは一人暮らしだよ」


いまはってなんだ。


「だったら自分の家でのんびりしたら?」


机に台本っぽいものを広げてなにやら作業をしている天に声をかける。


「迷惑だっていいたいの?」
「よくわかってらっしゃる」


自覚があるなら家に帰りましょう。わたしはいま読書中なんだ。

11:思い出せない→←09:バイト先1



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (98 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
331人がお気に入り
設定タグ:アイナナ , 九条天
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:兎田夏 | 作成日時:2017年1月31日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。