裏被り9 黒子side ページ12
黒子side
僕が藍澤さんと会ったのは一年の委員会でだ。
『あ、隣いいかな?』
黒「大丈夫ですよ。」
反射的にそう言ってしまったがよくよく考えてみたら何もしていない僕に気付いていた。
その時にこの人は青峰くんたちと同じ光なんだと思った。
だが一変。いや光なことには変わらないが、それはものすごく一瞬だった。
『....はぁぁぁぁぁ....何で最近キセキの奴らに会うんだか.....むっちゃ睨まれんじゃん。嫌なんだが。』
明らかに心の声を聞いてしまった。しかもいつもより声が低くて口が悪い。まるで別人のようだ。
それから裏を被っている事を知った。理由は教えてくれなかったが何かあるのだろう。
黒「....あ、赤司くんが言ってたのはこの事か。」
確か一昨日部室で藍澤さんの話が出た。
赤「2組に藍澤と言う人がいるのは知ってるか?」
何故、藍澤さんの話が出たのかわからなかったが僕は知っていると答えた。
黒「一年の時から委員会で一緒です。」
黄「へぇ〜藍澤さんって俺らのファンの子ッスよね?」
紫「興味な〜い〜」
緑「テストの時にいつも3位の人だ。赤司にも負けたくないがあいつにも負けたくはないのだよ。確認しに行くと教室には居ないがな。」
みんなそれぞれのイメージを持っているようだった。黄瀬くんのは何かムカつきますけど。←
赤「.....そうか。最近、あの人と話をしたくてね。」
正直驚いた。赤司くんは僕ら以外とあまり話さない。藍澤さんはバレー部。だからマネはやってもらえない。喋る理由がなかったからだ。
黄「え!?まさか好きなんスか....?」
赤「違うよ。でも理由は言わない。気になるなら話してみたらいいよ。まぁ彼女が"素直"に話してくれるか分からないけれどね。」
"素直"と言う言葉に引っかかった。だって藍澤さんは頼まれたら断れない人だから。さっきまでそう思っていた。
黒「....本性は分かりましたけど、あの人は何をするんでしょうか....」
考えただけでも怖いです。
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RUNA RUNA(プロフ) - りょくちゃさん» ありがとうございます!!そう言っていただけて本当に嬉しいです!更新は遅くなると思いますがこれからもよろしくお願いします! (2021年7月13日 18時) (レス) id: 38bfe4d026 (このIDを非表示/違反報告)
りょくちゃ(プロフ) - 好きな作品×好きな作品なのですごく楽しいです。RUNARUNAさんの表現の仕方も大好きなのでめっちゃおもしろいです! (2021年7月13日 16時) (レス) id: f217387575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RUNA RUNA | 作成日時:2021年6月11日 23時