【H×H】暗殺一家のお姫様

３９話 ページ43

何人斬っただろうか・・・




とにかく数え切れないほどの人を




殺めたのは間違いない・・・




いくら囚人とはいえ、人は殺したくないのに




A「・・・(あぁこの何も考えずに人を殺めていたら…家出する前にしていた暗殺を思い出すなぁ…)」




人を殺すのが嫌すぎて自分の心を閉じ込めてた。




まるで自分がただの人形かのように思いながら…




A(多分、これでラスト！)




ザシュッ！




ピーッ！




私が最後の人を斬ったと同時にブザーが鳴った




A「はぁ、はぁ…」



リッポー《流石はゾルディック家だな。所要時間は２３時間。休憩時間を抜いたらたったの４時間で百万人を斬っている》



A「はぁ・・・全然訛ってるわよ」



リッポー《なんと！・・・とにかく休むといい。そこの扉を開けたら君はゴールだ。恐らく３番目だろう》




３番目か・・・一位は多分、ヒソカだろうな




そんな事を思いながら扉を開けた




A「はぁ…」



ヒソカ「おや？血まみれじゃないか…それは全部返り血かい？♠」



A「当たり前」




そう言ってもう１人の方に目を向けてみたら




イルミ(ギタラクル)「・・・」カタカタカタカタ



A「！…イルミもゴールしてたのね」



イルミ「勿論。お前に合格しろと言われたからには余裕で合格しなきゃ意味ないだろ？」カタカタカタカタ



A「そう…」



ヒソカ「・・・そうだA♦僕と一緒にトランプで遊ぼ♥」



A「(ヒソカ…私の様子を見て気を使ってくれてる？まさかね…)えぇ！遊びましょ」



ヒソカ「じゃあ…三人で大富豪をしよう♣」



A・イルミ「えっ？」



ヒソカ「えっ？」



イルミ「…なんで俺も？」



ヒソカ「そっちの方が面白そうだから♦」




そう言いヒソカは私の方をチラッと見てきた




A(こいつ！全然気を使ってないわ！というかわざとでしょ！！)



ヒソカ(あれ？バレてるかな♠)




ずっとニコニコしているヒソカを見て




私とイルミは同時に「はぁ」と溜息をついた




それで「あぁやっぱり双子なんだな」と思って




今度は私がクスッと１人で笑った

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