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「ひっ…」
早くしろと急かさせる。
男等の手首、足首には鎖が付けられ、壁に固定された。
「此処は拷問室なのは皆さんご存知よねェ???」
捕まった人々はこの部屋で事情聴取という名の暴力を受ける。見るからに拷問なのでこの組織では拷問室と呼ばれているらしい。
パチンとムチを床に叩きつけた。コンクリートの床でさえ大きくへこみ、傷が出来ていた。
「これで叩かれるという事は…もう分かるよね???
…そう。貴方達は血塗れどころじゃ済まないの、覚悟しな。」
いつの間に着替えたのか姫崎は白いレースであしらわれたドレスを着ていた。
「ついでに教えてあげるけど、何故私が白いドレスを着ているのか分かる?血が沢山付くからよ!!貴方達の血よ!!実は私、このイベントがある度白い服を着て真っ赤に染めるの。毎回柄が違って面白いの。まあそんなことはどうでもいいよね。」
ニヒヒと笑い、こう続けた。
「じゃあかくれんぼしよっか」
「かくれんぼ…?」
「ルールは簡単。この建物全部を使って皆が隠れるの。私に見つからなければ無傷で済む。見つかればぐちゃぐちゃにされるわよ…フフフッ」
「1分数えるからね…1……2………3…………」
彼等は蜘蛛の子を散らす様に逃げていった
「あ、制限時間は2時間だからね〜」
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作者名:R☆Red | 作成日時:2017年8月13日 20時