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「それじゃあ、次のオークションにむけて新作を考えていただきましょうか」
「いや、お前誰だよ？」
ゼンのためだけに用意された制作室。
これほどまでに売れっ子になるとこんなに大きい部屋が用意されるの……か、と驚かずにはいられない広さである。
ゼンの目の前には一台のアンドロイドがいる。
女性もののカツラをかぶっているだけで、他の作りは雑だ。
皮膚もあるところと、機械がむき出しになっているところがある。
足はタイヤだし、手もＵ字の磁石。
それから乱視が極端だ。
目のピントがあっていないのだろう、ぶるぶると黒目が震えている。
「私はファーフ・オークション会場代表取締役社長、リエ様のアンドロイドアシスタントのクニと申します。
ゼン様と制作アシスタントをしてほしい、とリエ様より言付かっております」
「クニさん、ねぇ？」
「私は腕が100メートル以上伸ばすことができます。450キロのものを運ぶことができます」
「はぁ。別に今は必要ないけどね、その機能は。
今日はアイデアだして、図面作成して、それにかかる材料とかを発注するだけだから」
「了解しました。お役にたてるよう頑張ります」
「うーん、役に立てることはなんもないと思うけど？
で、なんでリエはこないんだ？」
「今日は外様の会社にあれやこれやと言いにいくから夜までここにはいられないわ、
とおっしゃって出掛けていきましたが」
「……で、クニさんとやらはいつからここに？」
「私は５年前に製造されましたが、ずっと物置にいました。そして昨晩起動され、仕事をリエ様より託されました」
「んー……、そんなにリエ昨日のこと起こってるのかなぁ」
「昨日のこと？」
「……ロボットに言っても多分わかんねーよ」
「私は人間の気持ち、おもに喜怒哀楽の４つの要素をしっくりしこまれたロボットです」
「じゃあこれは人間でもわからないよ」
「ゼン様。貴方も人間ですよね」
「……うーん。じゃあ誰にも言えない問題なんだよ」
「そうでございますか。それは現在仕事に差しさわりますか？」
「……はいはい、メリハリつけますよーだ」
「その意気です」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
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しまくろしるる(プロフ) - レイチェル・ハジェンズさん» はい、のんびり応援します！レイチェルさんも自分のペースで書いていってくださいねー (2016年11月27日 0時) (
レス) id: 5ed7260065 (このIDを非表示/違反報告)
レイチェル・ハジェンズ(プロフ) - しまくろしるるさん» うぎゃー！ しまくろしるるさん、御無沙汰しております。読んでくださり、ありがとうございます。頑張って書いていくので、楽しんで読んでもらえると嬉しいです。 (2016年11月25日 21時) (レス) id: f158aaa837 (このIDを非表示/違反報告)
しまくろしるる(プロフ) - 新作おめでとうございます!!すごく面白そうなので楽しみにしてます!! (2016年11月25日 20時) (レス) id: 5ed7260065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイチェル・ハジェンズ | 作成日時：2016年11月24日 22時
