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大量の芳香剤 ページ32

〜あなたside〜

ドラッグストア


竜「なんで急にドラッグストアなんすか」
一「ん〜ちょっとね」


一に呼び出された私と佐木くんは、今から何をするのかも聞かされないままドラッグストアに
到着した。

さっきから芳香剤ばっか見てるけど、どういうことなの?


あ「美雪のこと心配じゃないの?」

一「どーしよっかな〜」


私の話を聞いているのかいないのか、芳香剤の匂いばかり嗅いでいる。

ったく、本当に何がしたいの?


一「・・・これでいっか!」


一は一種類の芳香剤を選ぶと、何を思ったのか大量にかごの中へ入れていった。

うわ、こんな大量に買ってどうすんのさ・・・


あ「もぉ〜、本当は美雪のことめちゃくちゃ心配してるくせに!」

一「・・・確かに心配になってきた・・・」

竜「え?」


急に財布を取りだし残金を確認する一。


一「やっぱ足んねぇ!佐木、金貸して!」


え、後輩に払わす気か。このバカは。
てか、心配って、お金のことかよ!


あ「157円・・・いいよ、私が払う」

竜「え!?い、いえ、女性に払わすわけにはいきませんから!」

あ「いや、別にそんなこと気にしなくていいよ?」

竜「いいんです!」


はぁ・・・佐木くん本当に紳士的だなぁ・・・・。こんな優しくて可愛い後輩を持って嬉しいよ私。





映画研究部部室

竜「あの、ラベンダーの芳香剤なんて何に使うんですか?」

あ「ほんとそれ。しかもこんな大量に」

一「ちょっとね〜」


さっきからそればっかだな・・・そろそろ教えてくれたっていいのに。

一は映画研究部の部室の鍵を植木鉢の下から取りだし、勝手に開けた。

部室に入るわけでもなく、入口に立ち止まった一は、買ったばかりの芳香剤を開けた。


あ「あ、良い匂い」


いったい何をするのだろうと見守っていれば、いきなり一は芳香剤の液を、床に流し始めた。


竜「ちょ、なにやってるんすか!」

あ「あーぁ・・・」

竜「・・・知らない」

一「やっぱ足んねぇか・・・それ全部まいて」

竜「え、全部!?」


私たちは一が何をしようとしているのか理解できないまま、言われた通りに床に芳香剤をまいていた。



一「・・・あ、おっさん。今から映研の部室来てくんねぇかな」




一「佐木、これからこの部室に入ってくる、全員の足下をビデオで撮っておいて」

竜「は、はい。わかりました」



この入口にまかれた芳香剤で、一はいったい何をするっていうの?

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設定タグ:金田一少年の事件簿 , 金田一一 , 佐木竜二   
作品ジャンル:恋愛
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りょーすけLOVE - すごくお気に入りの話です!更新頑張ってください (2014年12月6日 18時) (レス) id: d13ac401b4 (このIDを非表示/違反報告)
海老原聖林(プロフ) - めちゃくちゃおもろいです^^ボクは佐木くん落ちがいいですねー♪ 頑張ってください(*゚∀゚)っ (2014年12月1日 13時) (レス) id: 95524f2840 (このIDを非表示/違反報告)
テレビLove - 真田先輩〔中川大志君〕かっこいいですよね!更新頑張って下さい(≧∇≦)b (2014年8月22日 3時) (レス) id: dd641d80dd (このIDを非表示/違反報告)
かたりょlove*° - すごいオモシロイですっ!!! 私は一ちゃん落ちがいーです♪ これからも忙しいと思いますが、 更新頑張ってください(*^^*) (2014年8月21日 16時) (レス) id: 8ea3d93703 (このIDを非表示/違反報告)
七草P - あ、部長のあのバカさは好きですwwwwww←← (2014年8月20日 18時) (レス) id: 466f356d8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レナ | 作成日時:2014年8月15日 11時

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