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まこっちゃんとデート ページ4

-A side-


A「...まだ9時か」


今日は久しぶりに休み。

昨日は遅くまで仕事だったからゆっくり休もうと
再び布団に潜り直すと、
バタバタと部屋に近づく音が聞こえてきた。


_バンッ


そしてめちゃくちゃすごい勢いで空けられたドア。

誰か知らないけど...、
お願いだからドアには優しくしてあげて。←


そんなことを思いながらもまだ眠たい私は寝たフリ。


慎「うわ、まだ寝てるし...」


どうやら部屋に来たのはまこっちゃんらしい。
私はてっきり翔平だと思ってた...。

それよりも“うわ”って何?
私帰ってきたの3時だよ?
まだ寝てても不思議じゃないよね?

...なんて思うけど、
我儘マイペースなまこっちゃんにはそんなこと関係ない。


慎「もう、起きてください!」

A「...やだ、眠たい」

慎「お出かけ日和なんで服買いに行きましょう!」

A「...壱馬と行っておいで」

慎「今日はAさんと行きたいんです!」


普段はツンツンしてて壱馬にばっか甘えるくせに、
こんな時ばっかズルいぞ。←

慎「はーやーくー!」

A「...分かった、起きるから」


結局まこっちゃんの熱意に負けてベッドから出る私。


陣「あれ、A早いやん。今日休みやろ?」


普段仕事もプライベートも含め、
スケジュールが空いているときはだいたい夜まで寝てる私。

そんな私のスケジュールボードは空欄になっていて、
つまりなんの予定もない
“寝溜め”の日であることを示している。

毎朝欠かさずメンバーみんなのスケジュールを
確認している陣さんは
きっとその事を把握していたんだろう。

だから休みなのに起きている私を見て少し驚いている。


A「...まこっちゃんに起こされました」

陣「それは可哀想に...」←

A「陣さん代わりに行ってください、私寝てるので」

陣「まこっちゃんまた拗ねるで?」


そうだ、過去同じ事があって、
どうしても寝たかった私はその時たまたま家にいた壱馬に
代役を頼んだんだけど...

その日のまこっちゃんは
どうしても私と出掛けたかったらしく、
完全に拗ねて1ヶ月まともに口聞いて貰えなかったんだ。


A「...それは面倒だ」

慎「Aさん、陣さんのことは放っておいて
準備してください!」

陣「...あれ、これ俺が悪くなってん?」


とりあえずまこっちゃんの期限を損ねると大変なので
急いで準備をする。

▽→←▽



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作者名:ちゃそ | 作成日時:2020年3月9日 19時

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