第163話 色々と ページ15
貴方「追いつかないからちょっと待って！」
むんず、とマルコの顔を手で抑える
貴方「そもそも何で兄さんが、」
私とマルコがつい最近付き合い出したこと、果ては本の数刻前にプロポーズされたことを知ってんだ
エース「だーかーら、おれはお前の兄貴で、妹のことならなんでもわかるからだよ。ま、プロポーズ云々はあん時たまたまあの近くにいてな。聞こえちまって…まー気まずいから離れたってタネがあんだよ」
貴方「聞いてたの！？」
エース「聞こえたんだよ！」
盗み聞きをする前に離れたけど八割確信していたことが100％だとわかったんだ、と少し胸を張る兄さんに勝てないなぁ、と笑う
貴方「ひゃっ！？」
マルコの顔を押さえつけていた掌をちゅぅ、と吸われすっきょんどうな声と共に手を引く
マルコ「お転婆なお姫さんで困ったもんだねぃ。答え合わせが終わったんなら行くよい」
貴方「お、お姫さん！？」
エース「何発殴られたか教えろよー！酒の肴にしてやっから」
マルコ「殴られる程度で許して貰えんならいくらでも殴られるよい」
貴方「いやいやいや！物騒！！」
ギャーギャーと騒いでいたお陰でギャラリーも増え
セラお幸せになー、とか
チクショーマルコの奴羨ましいぜ！、とか
未来永劫幸せにしねぇと許さねぇからなマルコ！！、だとか…野次がすごい
そんな野次にマルコはニヤリと笑って
マルコ「おーおー、お前ェらには欠片もやらねぇけどねぃ、幸せにするよい」
そんなことを言うもんだからブーイングと共にそんなドサド野郎嫌になったらいつでも兄ちゃんのとこ来いよ！という兄さんの声も混じる
貴方「な、殴られるの、私の方だと思うんだけど…」
何より年季が違う。長男って訳では無いがこの船で古参に部類されるマルコとつい最近入ったばかりの末っ子とじゃ所謂結婚の挨拶と呼ばれるものでぶん殴られるのはこっち側だ
マルコ「オヤジはそんなことしねぇよい。可愛い一人娘を貰うんだ、そんくらいは覚悟してるって話だから気にすんな」
貴方「それこそ…可愛い息子に殴ったりしないんじゃない…？」
マルコは数度瞬きをしたあとカラリと笑った
マルコ「オヤジは意外と息子には容赦がねぇんだよい」
貴方「うっそだぁ。オヤジはマルコの事殴ったりしないよ」
マルコ「本気じゃねェさ。そういう通過儀礼みたいなもんだ…見てりゃわかるよい」
そんな事ないと思うけど、それでもどうしてもやると言うならマルコが殴られるのは見たくないなぁ、と思った
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セラ(プロフ) - りょくちゃさん» そんなっ文才も何も無いのにッありがとうございます！不定期更新で申し訳ないのですが頑張ります！ (2022年11月16日 21時) (
レス) id: 644a1241d8 (このIDを非表示/違反報告)
りょくちゃ(プロフ) - 天才ですか？1番最初から見てきたんですけど、あの、最高すぎなんですけど？(())感想とか書くの初めてで、どう書いたら良いのか分かんないですが、とりあえず頑張ってください！！！＼(*⌒0⌒)♪応援してます☽︎︎.*·̩͙ (2022年11月14日 3時) (レス) @page6 id: 4cdf8f7710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セラ | 作成日時：2022年11月4日 12時
