鳥は飼う ページ46
*
「はぁ...はぁ...ガハッ...」
ズルズルと体を引きずられるままに連れてこられたのは...ドレスローザの王宮
五色糸のお陰で出来た胸と腹部の大きな切り傷がズキズキと痛む
服もほぼ破れ、何とか布を纏っているような状態だった
「A...おれはこの日を10年間待ち望んでいたぞ＿＿＿！」
返事することも、噛みつくことも、できない
私とドフラミンゴの間には圧倒的な力の壁が立ちはだかっていて
もう、どうすることも出来なかった
どうしようも、ないんだ＿＿＿＿もう
「そのみっともねェ傷をしまってやろう」
「...」
寄生糸によって、とうに限界を超えた体は無理矢理動かされる
どんなに抵抗しても、服を脱ぎ始める手は止まらない
＿＿＿＿＿＿こんな屈辱的な思いをするくらいなら、今ここで舌を噛みきってやる
そう思ったが、すでに私の体はドフラミンゴの操り人形
生まれたままの姿で、座り込むことしか出来ない
「フッフッフッ、いい眺めだ...おれが憎いか？おれを殺したいか？」
「...ッ」
「10年で随分と女らしくなったじゃねェか」
長い舌をベロリ、と出したドフラミンゴ
ぞわり、と背筋が凍ってガタガタと体が震え出した
私は操られるがまま、用意された服に着替える
ドフラミンゴは面白いものを観察するように、じっくりとそれを"観賞"していつものように笑った
クソ、クソクソクソクソ！！！
負けて、堪るか...負けて堪るか...
何とか服を着せられた私は、ギロリと自分より２倍弱ありそうな位置にあるソイツの顔を睨み付ける
「フッフッフッ、機嫌が悪そうじゃねェか」
「誰のせいだと...！！」
「まぁ、そう怒るな」
ドフラミンゴは笑いながら、片手に持った船長を"ハート"の椅子へと拘束する
＿＿＿＿見聞色の覇気で感じる限りでは、まだ生きてる
船長...絶対助けますからね
もう少し、キツいだろうけど...頑張って下さい
「やっと手に入れたぜ...A」
手を伸ばしたドフラミンゴに、体が勝手に吸い寄せられていくように近づく
＿＿＿＿だれか
だれか、助けて＿＿＿＿＿＿
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睡眠丸 - 本当にめちゃくちゃ面白い作品ですね！！一番初めのところから読ませていただいていますが、飽きるところがないです！！これからも更新頑張って下さい！応援してます！！長文失礼しました！ (2019年9月14日 20時) (
レス) id: 4e8951a1b9 (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - エースファンさん» コメントありがとうございます！名前の()無しは最新話の二行目でしょうか？ここは(偽名)になっているので、偽名の設定をしていただかなければ、名前という表示になるように設定してます！紛らわしくてすみません...！ (2019年9月6日 7時) (レス) id: f952b08383 (このIDを非表示/違反報告)
エースファン - 名前が()されていませんよ。そうしないと入力した名前が出来ないと思います。以上です。面白い話なので、更新頑張ってください！ (2019年9月6日 6時) (レス) id: 02823b3e8b (このIDを非表示/違反報告)
明煌羅(プロフ) - 続々編ありがとうございます！楽しみにしてました！ (2019年9月4日 16時) (レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT(別垢にいみ)
| 作成日時：2019年9月4日 16時
