奇跡の男・ルーシー ページ33
*
バルトロメオくんにA先輩の武勇伝を聞かされて何分が経っただろう
その間にも、Cブロックの激戦はヒートアップしていた
「巨人族ハイルディン、破壊砲イデオ、八宝水軍の三人に、追い剥ぎのジャン...殺し屋ファンク兄弟＿＿＿＿ルーシー以外にも中々の強豪ばかりですね」
「Cブロックはおれ達のBブロックと違って中々骨のある奴が多いべ」
雑魚たちは当たり前のように...
しかし、その強豪たちの数も着々と減っていく中＿＿＿＿
「む、ルーシー屋さん...！兜を盗られてる！」
私が指を指すと、キャベツくんもバルトロメオくんもマントで顔を隠す麦わら屋さんに注目した
私がここにいるってことは、もうみんな知ってる...
朝の新聞と私のせいで、麦わら屋さんも此所にいるのでは、とさっきから騒がれていた
「ど、どうしましょうキャベツくん！」
「麦わらならもうバレるのも時間の問題だ...クソッ、僕より注目されるなんてあり得ない！！」
「A先輩、そいつはもうダメだべ」
「あァ？！」
良い案も浮かばず、私は観覧席からヒヤヒヤとその戦いを見届けるだけ...
いっそのこと能力を使って＿＿＿＿と考えたけれど、麦わら屋さんは多分それを望まない
あの人は正々堂々勝負して、多分勝ちたいと思う
「...どうした、諦めたのか？」
「いや...多分、ルーシー屋さんは私の力なんて今は必要としてないので。正体がバレたときはバレたときですよ」
「潔いんだな、君」
"麦わら屋は数々の奇跡を起こしてきた男だ"
同盟を組むずっと前、まだポーラータング号にいた私に船長が呟いた言葉
『お前も頂上戦争で見ただろ』
『そうですね...彼には何か"見えない力"があるのかもしれませんね』
ははは、と笑った私に船長はあの時唖然としてたけど
＿＿＿＿麦わら屋さんは、多分奇跡を起こす男だから
たとえその正体がバレても、多分奇跡の力は彼に味方してくれる
パンクハザードでも、そう感じる節々はたくさんあった
麦わら屋さんと同盟を組んだからには、その力を、強さを信じるしかない
「また、奇跡を見せてくれるのかな」
血の流れるコロシアムの上で拳を振るう麦わら屋さんは
数々の奇跡を引き起こしてきた、正に"王"のようにも見えた
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睡眠丸 - 本当にめちゃくちゃ面白い作品ですね！！一番初めのところから読ませていただいていますが、飽きるところがないです！！これからも更新頑張って下さい！応援してます！！長文失礼しました！ (2019年9月14日 20時) (
レス) id: 4e8951a1b9 (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - エースファンさん» コメントありがとうございます！名前の()無しは最新話の二行目でしょうか？ここは(偽名)になっているので、偽名の設定をしていただかなければ、名前という表示になるように設定してます！紛らわしくてすみません...！ (2019年9月6日 7時) (レス) id: f952b08383 (このIDを非表示/違反報告)
エースファン - 名前が()されていませんよ。そうしないと入力した名前が出来ないと思います。以上です。面白い話なので、更新頑張ってください！ (2019年9月6日 6時) (レス) id: 02823b3e8b (このIDを非表示/違反報告)
明煌羅(プロフ) - 続々編ありがとうございます！楽しみにしてました！ (2019年9月4日 16時) (レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT(別垢にいみ)
| 作成日時：2019年9月4日 16時
