心配無用 ページ20
*
シーザー引き渡しチーム＿＿＿
おれは柄になく少しソワソワしている
グリーンビットに行く途中の道に、トウギョの群れが棲みついていようが
そこへ行って帰ってくるやつがいるとか、いないとか
そんなことも結構どうでもいい
おれが、今一番心配してんのは＿＿＿＿
「Aだろ」
「そうそう、アイツ...って、何言わせんだ鼻屋...」
斬るぞ、と鬼哭を鼻屋に見せつけると、奴はキャーーと静かに悲鳴を上げる
ニコ屋はその様子をみてコロコロと笑った
ニコ屋は油断ならない相手だ＿＿＿
船でも、おれとAのことを何度も面白そうに聞いてきた
敵には、回したくないタイプ
「もうみんな知ってんだぞ、トラ男がAのこと好きだって」
「ふふふ、だからAをルフィたちの所へ預けたのね」
「ケッ、お前たちの惚気話なんか聞きたくねーよ！」
「じゃあ聞くな」
三人は勝手にAの話で盛り上がってやがる
確かにおれは、Aをドフラミンゴと会わせるわけにはいかなかった
それは自分のAへの感情もあるが
アイツの背中の大きな傷跡以上のものを
女のアイツにこれ以上、つける訳にはいかないと思った
「Aのことは麦わら屋にちゃんと頼んである...同盟を組んだ以上、おれは奴を信頼して任せた＿＿＿心配する必要はねェ」
「そうね...ルフィがついてるから大丈夫よ」
Aは今頃、どっかに隠れてSMILE工場を探してる頃だろう
今日、おれはお前に繋がれたドフラミンゴの未練を...必ず断ち切ってやる
＿＿＿＿
＿＿
「おい、女ァ！ここは飲み屋じゃねェぞ！！男に媚びを売りたきゃ、他所へ行きな！」
「おい、お前！おれの女にならねェか！？」
大きな石で出来たリングに上がれば、片っ端から声がかかってくる
どいつもこいつも、考えることはみんな一緒
後で痛い目を存分に見てもらおう
「おおっとォ〜〜！！リングに咲く、燐とした一輪の花！！一体誰だァ〜〜〜！？」
大男たちが所狭しと群がる中、流石に変装はしていても女が目立ってしまうのか仕方がない
(偽名を設定してください)〜〜！という麦わら屋さんの声援に応えるために、大太刀を空へ掲げた
ここまで来たら、このコロシアム
楽しんで帰るしかない＿＿＿！
「むさ苦しいBブロックに咲く一輪の花は、なんとなんと！！
今回初のコロシアム参加、正体不明の美女！(偽名を設定してください)〜〜！！」
大きな歓声に湧く会場＿＿＿
その歓声は、ドレスローザ全体に聞こえる程大きかった
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睡眠丸 - 本当にめちゃくちゃ面白い作品ですね！！一番初めのところから読ませていただいていますが、飽きるところがないです！！これからも更新頑張って下さい！応援してます！！長文失礼しました！ (2019年9月14日 20時) (
レス) id: 4e8951a1b9 (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - エースファンさん» コメントありがとうございます！名前の()無しは最新話の二行目でしょうか？ここは(偽名)になっているので、偽名の設定をしていただかなければ、名前という表示になるように設定してます！紛らわしくてすみません...！ (2019年9月6日 7時) (レス) id: f952b08383 (このIDを非表示/違反報告)
エースファン - 名前が()されていませんよ。そうしないと入力した名前が出来ないと思います。以上です。面白い話なので、更新頑張ってください！ (2019年9月6日 6時) (レス) id: 02823b3e8b (このIDを非表示/違反報告)
明煌羅(プロフ) - 続々編ありがとうございます！楽しみにしてました！ (2019年9月4日 16時) (レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT(別垢にいみ)
| 作成日時：2019年9月4日 16時
