学園の王子に目付けられた！！4【stpr】

184話〇 ページ38

るぅとside

“るぅくんって一途な人だと思ってたから、いがーい”

るぅと「っ...」

うるさいうるさいうるさい

お前が裏切ったんだろ？お前が突き放したんだろ？

お前が、僕をこんな風にしたんだろ？

るぅと「くそっ...くそっ！！！」


無我夢中で走る


るぅと「..ここは...」

気づいたら、昔よく遊んでいた公園にまで来ていた

懐かしいな...ここで、みんなとよく遊んだっけ...


そんな思い出も、愛華に全て汚される

るぅと「...っあの、ベンチ...」


公園にポツンとある、2人がけのベンチ

忘れもしない、あそこで...


愛華〈るぅくん〉

ﾁｭｯ

愛華〈えへへ..大好き〉

るぅと「〜っ！！！」


気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い！！！



女なんて、女なんて


るぅと「女なんて、大っ嫌いだー！！！！！！」


るぅと「女なんて、女なんてぇっ...」


るぅと「ぅ...」


ここで僕の意識は途絶えた

ーーー
莉犬side

莉犬「るぅとくん！！どこー？！？！」

愛華のやつ、許せない

るぅとくんをあんなに傷つけておいて..！！

ジェル「莉犬！！るぅとは？！」

莉犬「どこか行っちゃった..！」

ころん「てか、なんであんなにるぅとくん取り乱してたの？2人両想いだったじゃん」

莉犬「そんなこと今はどうでもいいの！！早く、るぅとくんを探しに..」

ころちゃんを無視して走り出そうとした時

るぅと「女なんて、大っ嫌いだー！！！！！！」

さとみ「っ？！」

莉犬「..あっち！！」

るぅとくんの悲痛な叫び声が聞こえた

その瞬間、理解する

あそこの公園にいるんだと


莉犬「はぁっ、はぁっ...っるぅとくん！！」

俺が着いた時には、るぅとくんは地面に倒れていた

莉犬「ジェルくん！！早く！！るぅとくんが！」

ジェル「っるぅと！」

おでこに触れると、尋常じゃないくらい熱い

さとみ「色々話もしたいから、Aの家行くぞ！」

ころん「うん！」

ななもり「俺色々買ってから行く！」





愛華「ﾁｯ、なんなのよ...」

185話●→←183話●

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す