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#45 ページ45

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『…ん、……!!』

「んはは、おはよ」

『び、っくりした』

「寝顔めっちゃかわええから、つい」

『もう、やめて』





ぎゅっと握った手。

朝まで繋がれていたそれを、彼は起きても離さないでいてくれたらしい。


さすがに、目が覚めてすぐ、目の前にいたらびっくりするけど。





『おはよう』

「ん。起きる?」

『何時?』

「まだ五時」

『んー、起きようかな。
寝ちゃったらもう起きれない気がする』

「ふふっ、せやな」





まだ少しぼーっとする頭を起こして、大毅くんに連れられて寝室を出る。

あ、一緒のベッドで寝たんだっけ。


…なんか、今になって恥ずかしい。





「ん?どうした?」

『え?』

「ぼーっとしてたから」

『あ、ああ、何もないよ』





そう?なんて首を傾げても、可愛いな。

かっこいいと可愛いを併せ持つ人って、強いと思う。





『朝、食べる人?』

「んあー、俺走るから食べるかもしらん」

『ランニングするの?』

「体動かしたいねん」

『そっか。じゃあ普通にご飯炊くね』

「ん。ありがとうな」





よしよしと頭を撫でられる。
嬉しいなんて思う私は、犬の気持ちも理解できそう。


好きだなあ。

お兄ちゃんの服を何着か引っ張り出して着てもらったけど、やっぱりなんでも似合う。


寝室に着替えに行った彼の姿を見て、そう思った。





『…さて、頑張ろ』





味噌汁と焼き魚くらいならいけるかな。うん。


久しぶりにキッチンに立つ自分はきっと、いつもよりニヤけていた気がする。

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設定タグ:ジャニーズWEST , 重岡大毅 , 中間淳太   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:凜憧 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年5月9日 17時

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