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#31 ページ31

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誰と被ってるのか。
どこが被っているのか。

聞いても、教えてもらえなくて。

私が盗作したんじゃないかって疑ってるんだと思う。





「え、A?どしたの?」

『実紅、どうしよう、』





泣きそうだ。

初めて任せてもらえた大きな仕事でこんなことになるなんて。


結構、頑張ってたのにな。





「…今日の仕事は?」

『終わった、けど』

「よし。とりあえずもう出よう。時間も時間だしさ。
てことでお先でーす!」

『え、ちょ、実紅?』





はい、荷物持って。なんて言われて、訳も分からずにカバンとコートを持たされる。

そのまま手を引かれて、外へ直行。


混乱している私でも分かった。

実紅、私のことずっと心配してたんだ。





『実紅、っ、』

「ほらほら、吐き出すのはもうちょい我慢。
王子にでも会って元気出そう?ね?」

『うん…ありがとう』

「いーえー。私も流星くんに会いたいし」

『…ん?流星くん?』

「あれ、言ってなかったっけ?
ここのところずっとあそこで夕飯済ませててさ。
ちょっと言ってみたら仲良くなれた」





ほら、なんて携帯を翳す実紅。
その中には、「Ryusei」の文字が。


へえ、そうなんだ…ってなるか。誰よ。

驚きすぎて涙も引っ込んだわ。





『…もしかして、藤井さん?』

「正解」

『え!?』

「ふふっ、重岡くんにも会いたいでしょ。
ほら早く行くよー」





そう言えば、もう一ヶ月くらい会ってないかも。

それに気がついたら、会いたい気持ちは膨らんでいく一方で。


憂鬱な気持ちなんて忘れて、早く早くと急かす実紅と笑い合っていた

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設定タグ:ジャニーズWEST , 重岡大毅 , 中間淳太   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:凜憧 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年5月9日 17時

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