▽1 恋がしたい ページ1
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『んー、眠い…』
「いくら入学式やからって遅刻寸前とかありえへん」
『だって私の入学式じゃないし。
後輩たちともあんま面識ないからさあ…』
「同中とかおらんの？」
『後輩怖い』
「なんでやねん」
『だって知らないのに名前知られてるんだよ？
怖いったらありゃしない』
「あー…」
『てか藤井に遅刻だなんだ言われたくないんだけど』
「ふっ、言われる方が悪いねん」
哀れみの目で見られること、三秒。
ドドド、と押し寄せる新入生の波に苦笑いしながら、押し付けられた受付を始める。
なにが楽しくて受付なんてやらなきゃいけないんだ。
私、生徒会役員でもなんでもないんだけど！！
「ね、あの先輩かっこよくない？」
「どこ？え、めっちゃかっこいい」
「隣にいるの彼女かな？」
藤井の横にいればこんなことも日常茶飯事。
誰が彼女じゃ。違うわボケ。
なーんて言ったら印象が悪くなるから。
『あはは、違うよ。
彼奴今フリーだからさ、逆に貰ってあげて』
「え、そうなんですか？」
「だって！あんたいけんじゃない？」
「いやいやいや、無理！」
資料を渡すついでに話しかける。
可愛い子たちだなあ。
私なんて高校に上がってお洒落もろくにしてないよ。
スカートを膝上五センチに上げてる、可愛い三人組の後輩ちゃん。
嬉しそうに笑う彼女たちを見てたら、なんだか自分がすごく惨めに思えてきて。
『いいな、私も恋したいなあ』
気づいたらそう呟いていた。
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凜憧(プロフ) - ぽてとふらい。さん» うん、ありがとうね笑 その言葉を励みに更新頑張ります(^ワ^=) (2019年7月29日 15時) (
レス) id: f3cbf63448 (このIDを非表示/違反報告)
ぽてとふらい。(プロフ) - 好きです。(唐突)(話が好きすぎて言葉でない)(とりあえず告白を)(無理せずゆっくりでもいいから更新頑張れ)(待ってるで私は)もう一度、好きです。 (2019年7月29日 14時) (レス) id: 9d94f1b87d (このIDを非表示/違反報告)
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