sugar of sugar （ yamada × chinen ）

あまい 約束 ページ1

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side 涼介









侑李「 りょうすけ … おきて、 」









昨日は撮影が少し遅く終わったから ぐっすり寝てると
小さなかわいい 恋人に 遠慮がちに起こされた 。









ゆさゆさと おれを揺さぶる 小さな手は 子供みたいにあったかくて 。
真っ白な頬は いつも すこしだけ 赤く染まっていた 。
形のいい唇に いつものように おはよう と いう挨拶を込めて キスをすると ふわっと笑っていて、 愛しさが増した 。









「 どうしたの 、 ちいちゃん 」









侑李 「 あのね 、伊野尾ちゃんと 大貴がね 、ぼくたちと花火しに 海いきたいって 。
だからね 、一緒に行きたいな って … 」









「 ふふ 、いいよ 。準備する ？ 」







知念を 溺愛 してる お兄さん組の２人は 知念を 連れてすぐにどこかへ行きたがる 。
まぁ みんなそうなんだけど …
律儀に許可を おれに 毎回とる 侑李は 忠犬 みたいで すごく 愛らしいんだ 。









侑李 「 いいの 、ありがとう りょうすけ … ！ 」









やった、 と 呟きながら
スマートフォンを 両手でさわる 小さな後ろ姿 が 可愛くて仕方なくて
彼の細くて綺麗な 首筋に唇を寄せた 。









「 … マーキング 」









侑李 「 そんなことしなくても 、 ぼくには りょうすけ しかいらないよ 。 」









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