＊ どうして ページ6
．
夜の11時ぐらいにばいばいして、おうちで帰って寝た。
お兄ちゃんにおやすみ、って声をかけるといつもと変わらない笑顔で
にっこりわらってくれた。
なのに
朝起きると、お兄ちゃんの叫び声が聞こえた 。
今まで聞いたことのない声で、何かあったんだろうと思ったけど
なぜか右手が血だらけで痛くて部屋から出られなかった。
でも、お兄ちゃんが危険な目にあってると思い
震える手で スマホを取り出して「 りょうすけ 」の欄をタップした。
ワンコールで出たりょうすけを泣きながら呼ぶと、すぐに部屋から連れ出された 。
ひかが泣きながら 誰かと電話していて、横には…血だらけのお兄ちゃん 。
もう、一目でわかった 。
お兄ちゃんは 、この世にいないって 。
気付いた時には意識を失ってた 。
病院で眼を覚ますとりょうすけからぎゅっと握られた手と、ひかから撫でられている手をみて
また絶望した。
お兄ちゃんがいない。大好きな、ぼくだけのお兄ちゃん。
「 お兄ちゃん …、どうしてぼくを連れて行ってくれなかったの 。」
涼介「 ………侑李 。」
一回嗚咽が出るともう止まらなくて、過呼吸になるまで泣き続けた
涼介の膝に乗せられて抱きしめられても、どんなに泣いても。
お兄ちゃんは帰ってこないんだ 。
「 …っ、ふぇ、おにぃちゃ、ん 」
あの優しくていい匂いをどうしてか僕は思い出せなかった 。
．
終わり
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こぐれ ＊(プロフ) - mklove0714さん» 大変お返事遅くなって申し訳ないです；； これからも更新ゆっくりですが頑張らせていただきますので応援していただけると嬉しいです！ (2019年9月2日 20時) (
レス) id: 6f6602ccbd (このIDを非表示/違反報告)
mklove0714(プロフ) - 続きが気になります！更新楽しみにしてます:) (2019年2月28日 11時) (レス) id: 9e814b8d61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こぐれ＊ | 作者ホームページ：http:aaaaaa//
作成日時：2019年2月15日 17時
