春:第17話、条件 ページ19
神童「・・・お前は？。」
咲夢「・・・あっ。」
そこに現れたのは神童だった。
神童「お前は確か、寺川咲夢か。」
咲夢「はっ、はい・・・！！。神童先輩、どうしてここに？。」
神童「いや、ちょっと考えごとしたくてな。それにちょうど、お前にも聞きたいことがあってな・・・。」
聞きたいこと？と首をかしげる。
神童「寺川咲凛は、お前とは姉妹・・・なのか？。」
咲夢「は、はい・・・！！。私が妹になります・・・。」
神童「それなら聞きたい、なぜアイツは練習に参加して来ないのか。その理由を何か知ってるか？。」
咲夢はいえと首を横に振る、自分にもなぜなのか分からないのだ。
咲夢「私にも分からないんです・・・咲凛お姉ちゃんが考えていることを・・・。」
神童「一緒に住んでるのにか？。」
咲夢「今は一緒に住んでいません、咲凛お姉ちゃんは三年前に、親戚の所に暮らし始めたってお母さんから聞いて・・・。」
神童「・・・そうか。ところで、なぜ泣いているんだ？。お姉さんのことで悩んでたのか？。」
咲夢は涙を拭きながらはいと言う。
咲夢「部活のとき以外に関わらないでと言われて・・・それで。」
神童「・・・喧嘩でもしたのか？。」
咲夢「咲凛お姉ちゃんが、一方的に・・・。」
するとスタッと誰かが飛び降りる音がした、そこを見ると咲凛が立っていた。
咲凛「さっきから聞いてたら、何勝手なこと言ってるのかしら。」
咲凛お姉ちゃん！？と咲夢が言う。
神童「お前、いつからそこに・・・！？。」
咲凛「咲夢が来る前からずっとです。別に喧嘩とかじゃありません、邪魔をされたくないだけです。」
神童「邪魔だと・・・？。」
咲凛「キャプテン、私が練習に参加しない理由・・・それは、今の状態では練習しても意味がないからです。」
神童「何っ・・・！？。」
咲凛「どうしても参加させたいと言うのであれば、今の状態で一回でも試合に勝てたら、参加します。」
咲夢「そんな・・・！！。」
咲夢は愕然とする。
神童「・・・いいだろう。」
咲夢「キャプテン！？。」
神童「その条件、飲もう。」
咲凛「・・・それでは、失礼します。」
咲凛はそう言うと立ち去った。
咲夢「ごめんなさいキャプテン！！、姉があんな失礼なことを・・・！！。」
神童「いや、お前の姉は気が強そうだ。それに、きっと頼りになるだろう。」
咲夢は不安だった。
神童「(だがアイツは、フィフスセクターのことを知ってるのだろうか？。知ってても指示に従うのか・・・それとも。)」
神童は咲凛が去った方を見ながら考えていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星猫 - 春空さん» 了解です！更新します！ (2021年10月7日 20時) (
レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
春空 - 星猫さん» 更新完了！！、次の話しは試合相手が帝国学園へと変更されたという話しからお願いします。 (2021年10月7日 19時) (レス) id: 6a918ace52 (このIDを非表示/違反報告)
春空 - 星猫さん» いいね！！、次の更新任せて！！。 (2021年10月7日 19時) (レス) id: 6a918ace52 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 春空さん» 出来ました！どうですか？次の更新お願いします。 (2021年10月7日 18時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 春空さん» 凄く良いですね！更新しますね。 (2021年10月6日 19時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
