可愛すぎや、しませんか。 青真side ページ26
「……良し、5分！」
時計を確認してから、自転車置き場に急いで自転車を停める。
途中、周りの人の自転車がドミノ倒しになってしまったが 今はそんな事に集中していられなかった。
一刻も早く、一刻も早く Aさんに会いたい。
あの透き通った肌を、全てを、今日だけは俺の人として隣を歩いてもらいたい。
気持ち悪りぃかな、なんて思った頃には もう駅に着いていた。
「クッソ、人が多すぎる……！」
人が多かったとしても、絶対彼女を見つけられる。
そんな自信は今でもあるけど、自然と口に出してしまった。
まるで人に呑み込まれたような感覚だ。
「……あ！」
�爐△譴澄△△凌佑性�
そんな想いが 大きな一文字にめいいっぱい詰められる。
もう気付いた瞬間から足は止まらなくて、人を押しのけるくらいのスピードで走った。
「Aさん！」
彼女の背中に、言葉をぶつけた。
その言葉は簡単に届いたようで、声に気付いた彼女が振り返った瞬間＿＿
この世界の全てが止まったんじゃないかと思うほど、見惚れた。
いつもの透き通った肌、ふわりとした髪、ナチュラルなメイク……
全部全部��Aさん�瓩箸いβ減澆傍佑畊�んであるのだと確信する。
「すっ、すいません、待ちましたか……？」
いつまでも無言のままじゃダメだと精一杯の言葉を発する。
最初の一声は駄目だったけど、何とか持ち直した。
Aさんの返答も気にせずリュックから水を取り出して、一気飲みする。
乾いた砂漠で飲む水のように、キンキンとしていて潤わされた。
「待ってないよ。大丈夫？」
水を飲む事に集中していると、遠慮気味に聞いてくる Aさん。
角度のせいで、上目遣いになっているのは気のせいだろう……そうだ、気のせいだ。
「ん、あ すいません……！」
戸惑いながらも水を飲むのをやめ、謝る。
謝ってしかない気がする俺の情けなさに、何だかショックを受けた。
でも、そんな俺も気にせずクスクスと笑い始める Aさん。
その笑顔が可愛くて、思わずジッと視線を合わせてしまった。
すると、Aさんは笑いを止めてから
「謝らなくても。ほら、行こう？」
と、俺に手を差し出した。
細長い綺麗な指には、ピンク色の指輪。
……あぁ、Aさん。
「は、い」
可愛すぎや、しませんか。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
爆速エビフライ、ウェブ広告のやつみたいですね。見てないんですけど、完全に凄そうなやつでした。
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神應寺 将輝＠白狐＆雪犬(プロフ) - 自由自在に色変わる＝カメレオン (2018年2月2日 18時) (
レス) id: fc6b8aa6a8 (このIDを非表示/違反報告)
れやーと(プロフ) - 神應寺 将輝＠白狐＆雪犬さん» 毎度毎度コメント有難いです…！ なるほど、その考え方もあるのですね。ちなみに私は、自分に合った色に染まりたいです。期待だとか、夢の色だとか……何かの言葉通りじゃなく、自分自身が表せるような色です。要約すれば 自由自在に色を変化させていくって事ですね。 (2018年2月1日 3時) (レス) id: 560fb3554a (このIDを非表示/違反報告)
神應寺 将輝＠白狐＆雪犬(プロフ) - 何色に染まりたいか。僕は黒だな。孤独の色 (2018年2月1日 0時) (レス) id: 29ea05fe68 (このIDを非表示/違反報告)
神應寺 将輝＠白狐＆雪犬(プロフ) - 応援頑張ります(。・ω・。)ゞ (2018年1月19日 14時) (レス) id: b4c20837f1 (このIDを非表示/違反報告)
れやーと - 神應寺 将輝＠白狐＆雪犬さん» コメントありがとうございます〜！！ちょっとそのお話は自信がなかったんですけど、切ないと言っていただけて何よりです（笑）これからも応援宜しくお願い致します！ (2018年1月17日 18時) (レス) id: 560fb3554a (このIDを非表示/違反報告)
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作者ホームページ：http:/ 作成日時：2017年12月6日 19時
