８話 ページ10
『しゃ、シャオロン君。ち、ちかい、よ……。』
sha「ん？あぁ、すまんすまん。」
私の頭に手を置き、
ポンポンっと叩きながらそう言う彼
悪戯に笑う彼に再び胸がときめく
カッコイイ……
sha「あ、ついた。」
『ほんとだ。……シャオロン君、ありがと。楽しかった……！』
sha「アハハッ、そうか！じゃまた明日な！」
家についたシャオロン君はそう言うと
手を振りながら家の中に入っていった
私は彼が家に入ったのを確認すると
大きく深呼吸をした
……心臓に悪すぎるよ
それに……
≪sha「熱は……なさそうやな。」≫
あんな顔で心配されたら
≪sha「アハハッ、そうか！じゃまた明日な！」≫
あんな風に笑顔を向けられたら
『期待、しちゃうじゃん……。』
『ただいまぁ。』
「お帰りー。」
家の中に入ると夕飯を作っていた
お母さんが出迎えてくれる
台所からは美味しそうなカレーの匂いがする
「もう少しでご飯出来るから待っててね。」
『分かったー。』
私はお母さんにそう返事をすると
テレビの電源をつけた
この時期になると
バレンタインでのオススメの
手作りお菓子の特集などがやっている
……今年はシャオロン君に
何のお菓子を作ろうかなぁ
確か、去年はマシュマロ
その前はクッキーだったかなぁ
ここ最近は受験とか
初めての高校生活とかでばたばたして
しっかりしたの作ってあげられなかった
それでもシャオロン君は
凄く喜んでくれてたけど……
「そういえば、Aシャオロン君に告白しないの？」
そんな事を考えていると、お母さんが
カレーを煮込みながら聞いてきた
突然の発言に動揺して
思わずソファから落ちそうになった
『なななな、何言ってるの？！お母さん！？』
「あら、気づいてないと思った？お母さん、こういうの敏感なのよ？」
『えぇ……うそぉ。』
「それで？告白するの？しないの？」
お母さん相談のっちゃう、と言うお母さん
……ちょっと気まずいんですけど
ー９話へ続くー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 163人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
零音。(プロフ) - しいたけさん» コメント有難うございます！これからも期待に添えるように頑張りますね！ (2022年5月15日 10時) (
レス) id: b3d6a300a1 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ - 何だこの神作は！ちょっくら友に教えて来るか(これからも作者さんのペースで更新頑張ってください！)長文失礼しました。 (2022年5月15日 10時) (レス) @page8 id: 7bd173f2aa (このIDを非表示/違反報告)
零音。(プロフ) - イチゴネコさん» 僕も未だに春が来てませんww仲間ですね。青春だと思って頂けて良かったです！コメント有難うございます。 (2022年5月14日 19時) (レス) id: 71f7d5ee8d (このIDを非表示/違反報告)
イチゴネコ(プロフ) - 青春だぁ……いいなぁ(未だに春が来ない奴) めっちゃおもしろいです！！更新無理せず頑張ってください！ (2022年5月14日 19時) (レス) @page8 id: 5e5c398b51 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：零音。 | 作成日時：2022年5月14日 12時
