５話 ページ7
『いったいぃ！！ゾム君、何するの！？』
zm「Aがずっとウジウジしとるから、気合い入れてやったんや。……いいか、A。」
『な、何？』
zm「何事もやる前から諦めんな。まだ日はある。……明日、どうするか決めるぞ。今日帰ったらしっかり考えてこいよ。」
ゾム君はそう言うと私に額に軽くデコピンをした
『やっと学校終わったぁー。』
終礼が終わり、皆がいそいそと
帰り支度をする中、私は一人机に突っ伏していた
なんでかは分かんないけど……
今日はなんか全体的に疲れた
「シャオロン君！い、一緒に帰らない？」
私の隣からはシャオロン君に
一緒に帰ろうと誘っている女の子が聞こえる
仕方ない
彼の席は私の席の斜め前なのだから
……だとしても他の所で話してほしいな
そんな事を考えながらシャオロン君の方を見ると、
ふと彼と目があった
驚いて私は思わず目を逸らす
「シャオロン君？聞いてる？」
sha「……あぁ、ごめんごめんｗｗ」
女の子の方を見ながら
ニコニコと笑うシャオロン君
……断ったりしないかなぁ
でも、あの子クラスの中だけじゃなくて
学校中でも可愛いって有名だし
一緒に帰っちゃうのかな……
『……はぁ……。』
ダメだ、ここ最近ため息ついてばっかだ
ポジティブにならないと
でも……
彼と目が合うだけで
胸が締め付けられるみたいで
彼の事を考えるだけで
自分の悪いとこが頭の中に浮かんでくる
はぁ、私ホントにだめだなぁ
『……そろそろ帰らないと。』
気づけば誰の声も聞こえなくなっていた
きっともうみんな帰ったのだろう
そんな事を考えながら伏せていた頭を上げ、前を見ると
そこにはシャオロン君の顔が
……え？
シャオロン君、あの子と帰ったんじゃないの？
sha「あ、やっと顔あげた。ほら、帰るぞー。」
『……え？シャオロン君、あの子と帰るんじゃないの？』
sha「はぁ？アイツ家の方向反対やし断った。それにお前一人やろ？唯一の幼馴染を一人で帰らすかっての。俺、今日部活も生徒会もないんやから。」
ー６話へ続くー
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零音。(プロフ) - しいたけさん» コメント有難うございます！これからも期待に添えるように頑張りますね！ (2022年5月15日 10時) (
レス) id: b3d6a300a1 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ - 何だこの神作は！ちょっくら友に教えて来るか(これからも作者さんのペースで更新頑張ってください！)長文失礼しました。 (2022年5月15日 10時) (レス) @page8 id: 7bd173f2aa (このIDを非表示/違反報告)
零音。(プロフ) - イチゴネコさん» 僕も未だに春が来てませんww仲間ですね。青春だと思って頂けて良かったです！コメント有難うございます。 (2022年5月14日 19時) (レス) id: 71f7d5ee8d (このIDを非表示/違反報告)
イチゴネコ(プロフ) - 青春だぁ……いいなぁ(未だに春が来ない奴) めっちゃおもしろいです！！更新無理せず頑張ってください！ (2022年5月14日 19時) (レス) @page8 id: 5e5c398b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零音。 | 作成日時：2022年5月14日 12時
