３話 ページ5
シャオロン君との会話が終わり
家についた私はまた大きなため息をつく
私のチョコが欲しいのは美味しいから……
でも、まだ受け取ってくれるだけマシなのかな
『やっぱり、バレンタインなんて私には関係ないんだ。』
次の日の朝
私は学校に着くなり、
同じクラスの女子からの質問攻めにあう
まぁ、私にとってこれは当たり前
皆シャオロン君と幼馴染の私に
彼の好みを聞いて来るのだ
普段は一切私と関わろうとしないくせに
こういうときだけ友達ぶるって
どういう神経してるんだろ
「シャオロン君って甘い物苦手？」
『苦手ではないと思う。甘すぎるのは苦手っぽいけど……。』
「シャオロン君って黄色すきかな！？」
『あー……。うん、黄色好きだと思う。』
「シャオロン、何かアレルギー持ってる？」
『持ってないよ、埃とかハウスダストとか、そう言う系だけだから食べ物は何でもいけるよ。』
「シャオちゃん、ナッツ系食べれるかな？」
『前アーモンドチョコ食べてたから大丈夫だと、思う。』
彼女達からの質問は毎休み時間ある
正直言って面倒くさい
「で、あるからして、この問題は――。」
『(……昼休みぐらいは私の時間にしたいし、この授業が終わったらご飯もって逃げよ。)』
昼休み
私はご飯を片手に
チャイムが鳴ったと同時に教室から出た
途中色んな人が私を呼んでたけど、無視
どうせ、シャオロン君の好みを聞いて来るんだもん
知らない知らない
??「どしたん？そんな急いで。」
早足で階段を上っていると、突然誰かから声を掛けられた
驚いて振り向いた拍子に足を滑らす
ヤバい、落ちる……！
??「おっと……。大丈夫か？A。」
??「お前が急に声かけるからやろ。」
体制を崩した私を支えてくれたのは、
隣のクラスのゾムこと鳥居望君
その背後で彼を攻めたてているのは
ゾム君と同じクラスの、ロボロこと天野呂戊太君だ
『急に声かけないでよ、ゾム君。』
zm「ごめん、A見つけたら嬉しなって思わず、な。」
rbr「お前は小学生か。」
ー４話へ続くー
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零音。(プロフ) - しいたけさん» コメント有難うございます！これからも期待に添えるように頑張りますね！ (2022年5月15日 10時) (
レス) id: b3d6a300a1 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ - 何だこの神作は！ちょっくら友に教えて来るか(これからも作者さんのペースで更新頑張ってください！)長文失礼しました。 (2022年5月15日 10時) (レス) @page8 id: 7bd173f2aa (このIDを非表示/違反報告)
零音。(プロフ) - イチゴネコさん» 僕も未だに春が来てませんww仲間ですね。青春だと思って頂けて良かったです！コメント有難うございます。 (2022年5月14日 19時) (レス) id: 71f7d5ee8d (このIDを非表示/違反報告)
イチゴネコ(プロフ) - 青春だぁ……いいなぁ(未だに春が来ない奴) めっちゃおもしろいです！！更新無理せず頑張ってください！ (2022年5月14日 19時) (レス) @page8 id: 5e5c398b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零音。 | 作成日時：2022年5月14日 12時
