12話 ページ14
よし、とりあえずだけど
ゾム君達に伝えることはできた
急いであの場所にいかないと……！
そう思って教室から出ようとした瞬間
いきなり後ろから手首を掴まれた
『っ？！だ、だれっ……？！』
思わず驚いて後ろを振り向くと、
そこにいたのは……
sha「うぉっ！？ちょ、驚きすぎやろｗｗ」
悪戯が成功した子供がするような
無邪気な笑顔をしたシャオロン君が立っていた
sha「すまんｗそんなに驚くとは思ってなかったわｗ」
シャオロン君はそう言うと
相変わらずの爽やか笑顔で笑いかけてきた
そんなシャオロン君と話そうとして口を開く
でも、私は次の瞬間、開いた口を閉じた
彼の後方からこちらを睨むように
みているあの子がいたからだ
≪「あんた、分かってるわよね？シャオロン君と話したりしたら、許さないんだから。」≫
『……ッ。』
sha「ん？どうしたんやA。」
シャオロン君が私に話しかけるたびに、
あの子の表情が険しくなっていく
……マズイ
『……っ！ごめんっ！！』
sha「……え？」
私はこれ以上あの子の機嫌を損ねない為に
シャオロン君にそう言うと教室から出た
「……私よりも教室から出たのが早いのに、私より遅れてくるって、あんたどんだけのろまなの？」
『ご、ごめんなさ、い……。』
「ッチ、ふん、まぁいいわ。」
先についていた彼女は不機嫌そうな顔する
彼女はイライラしているのか、眉間にしわが寄ってるし
さっきから舌打ちしてばかりだ
……怖い
「……まぁ呼び出された理由大体は分かってるでしょ？」
『わ、私と黄瀬君が昨日一緒に帰ったから……。』
「それは分かっているのね、どうやらあんた察しだけはいいみたいね。」
彼女はそう言うと、あざ笑いながら私に拍手をした
私だって、それくらい分かる
そんな子、今まで何人もいたから
＜「……私、シャオロン君に告白しようと思うの。協力してくれるよね？」＞
＜『う、うん。わかった。』＞
こんな会話、今まで何回しただろう
多分一年に一回はしてる
ー13話へ続くー
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零音。(プロフ) - しいたけさん» コメント有難うございます！これからも期待に添えるように頑張りますね！ (2022年5月15日 10時) (
レス) id: b3d6a300a1 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ - 何だこの神作は！ちょっくら友に教えて来るか(これからも作者さんのペースで更新頑張ってください！)長文失礼しました。 (2022年5月15日 10時) (レス) @page8 id: 7bd173f2aa (このIDを非表示/違反報告)
零音。(プロフ) - イチゴネコさん» 僕も未だに春が来てませんww仲間ですね。青春だと思って頂けて良かったです！コメント有難うございます。 (2022年5月14日 19時) (レス) id: 71f7d5ee8d (このIDを非表示/違反報告)
イチゴネコ(プロフ) - 青春だぁ……いいなぁ(未だに春が来ない奴) めっちゃおもしろいです！！更新無理せず頑張ってください！ (2022年5月14日 19時) (レス) @page8 id: 5e5c398b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零音。 | 作成日時：2022年5月14日 12時
