プロローグ1★ ページ1
在るところに二人の姉弟が居ました。
二人の性格は見事に正反対でした
_____
ある休日の朝。
それは、それはとても天気の良い日で太陽はもう斜め上に居ていた。
そんな平和な日の中、僕はゆっくりドアを開けた。
『……はぁ…』
自然とため息が漏れ、何も言わずに中に入った。
その部屋には大きくベットが置かれていた。
そして、その上に僕の姉_雪音がぐっすりと眠っていた。
『お姉ちゃん、起きて…?』
優しくそう声を何度も何度もかけた。
だが、布団の中の居心地さに勝てないのか「うぅ、う」と苦しむ声が聞こえ、起きる気配が無かった。
(よし、奥の手だ)
『起きないとお姉ちゃんのプリン食べるから』
__ガバッ!!
「駄目っ!!私のプリンっ!」
僕の声が聞こえたのか布団から飛び出した姉は急いで冷蔵庫に向かって飛び出した。
その場に残された僕は大きくため息を吐き、布団を整えては姉の後を歩いた。
__
_
「おひゃぁよぉー!」
そんな呑気な声が聞こえた。
目を向けると機嫌が良さそうなお姉ちゃんがプリンを口に微笑んでいた。
『おはよう。食べてから話してね』
そう言いつつ僕は一応用意してある朝食を姉の為に用意した。
すると姉は大好きなプリンが食べ終わると朝食に手をつけてくれた。
(よく食べるなぁ)
そんな僕達の両親はこの家に居ない。
_母は、もうこの世から居なく、父は出張に行っている。
だから僕達の両親はなかなか家に帰ってこない。
『で?今日は何処に行く?』
そう聞くと目の前で、お姉は食パンを口に目線を上に向けウロウロとしていた。
でも、最終的には僕の方を見つめてはニコッと笑った。
「あっ、映画館に行こう!」
『…本屋がいいな』
ツン、と後から僕の意見を混ぜた。
すると姉は眉を寄せ「無理!」と元気に声を上げた。
「えへへっ、実はもう昨日からチケット取っちゃってるのー!」
(元々行く気だったんだ)
『まぁ良いけど…何見に行くの?』
「秘密!!!」
僕がそう聞くと、姉は楽しげにそう答えた。
ガブッ、と食パンにかぶりつき、気分良さげに微笑んでた。
__ほとんど毎週、共に遊んだ仲。
様子を見れば大体予想が着く。
(嗚呼、なにかアニメ系の映画だな)
『朝ごはん食べたらすぐ行くよ?』
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せんら(プロフ) - わさびのりさん» 面白いといって頂き、光栄の極みです!ありがとうございます! (2019年8月22日 15時) (レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
文ストlove(プロフ) - わさびのりさん» ありがとうございます!面白いっていっていただぎありがとうございます (2019年8月22日 15時) (レス) id: 8ea6342afd (このIDを非表示/違反報告)
わさびのり(プロフ) - 面白い!更新頑張れ! (2019年8月22日 13時) (レス) id: 5cca7cd247 (このIDを非表示/違反報告)
せんら(プロフ) - 紅生姜さん» 有り難うございます!更新がんばります。 (2019年8月5日 19時) (レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
文ストlove(プロフ) - 紅生姜さん» ありがとうございます!次回原作入る!笑笑 (2019年8月5日 12時) (レス) id: 8ea6342afd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シグマざん& せんら x他3人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp//
作成日時:2019年8月2日 7時