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-Another story- ページ36
〜 SEOKJIN side 〜
出張から帰ると真っ暗な部屋
「Aはまた買い物なのかな」
電気を点けると見えた
机の上に見覚えのある指輪と1枚の紙
その紙は離婚届だった。
妻の欄は全て書かれていて、保証人のところは
" キム テヒョン "
と書いてあった。
____
Aは僕の行動を不審に思ってるだろうなって薄々気づいてた。
僕が嘘をつく時鼻を触る癖だって自分で気づいてた。
だからね、かなり前から触らなくなったんだよ
Aは気づいてた？
多分、気づいてなかったよね
Aはよく、
寝てる時 " テヒョン、行かないで " って寝言で言ってたんだよ
同じ職場にテヒョンさんの妹さんが居たんだ。
聞けば、テヒョンさんには大切な元彼女が居たらしく
その人の名前がAと同じだだった。
...Aを失って1人になるのが怖くて、
A以外の女の人に逃げた僕は弱虫だ。
A、
こんなに弱くて惨めな僕の傍で笑っていてくれてありがとう
テヒョンさんと幸せになってね。
______僕は離婚届の未記入部分を全て書き終え、
涙で少し濡れたそれを手に持って家を出た。
終わり
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作者名：Shummy | 作成日時：2018年5月30日 0時
