1/赤ちゃんに外堀を埋められる【REBORN】

現場に必ず犯人はいる ページ36

ﾄﾞｶｯﾊﾞｷｯｺﾞｷｯ



うわあ。

喧嘩は喧嘩でも一方的な殴る音が聞こえる…

どーせ獄寺くんだろ(決め付け)


獄寺くんの住むアパートと距離が近いせいか、よく絡まれてる獄寺くんが返り討ちしてたり相手を殴り飛ばしてたり…


まあ、目撃やら残骸やらを見るんですね。



そのときは関わらない、これ大事。

だってね、獄寺くんがやられそうならまだしも返り討ちにしてるなら関わりたくないよねそりゃあ。


いつも通りのスルーをしようと通りがかると、タイミングよく路地から出てきた。



A「あ。」


「ワオまたあったね。帰りかい？」


A「そうですよ。…喧嘩してたんですか？貴方は。」



いやお前かーい！
先日、家庭科実習で突然私がドアを開けたために驚かせてしまった先輩だ。



「うん。まあね。雑魚だったけど。」


A「さいですか…。」


「…ねえ。もしかして僕のこと知らないの？君。」



いや知らんし…。

そもそも転校生だったからね！



A「知らないですけど…有名人なんですか？」


「…ふぅーん、僕のこと知らないから怖がらないのか。つまらないな。」



つまらんって言われたぞい。
酷すぎん、こいつ？


「まあ、いいや。教えてあげる。僕は雲雀恭弥。」


A「へえ〜雲雀さん…」



…いや聞いたことあったわ。
並盛風紀委員とかいう不良委員会のトップの名前だよね。


強すぎて誰も逆らわないだとか。
あとわがままって聞いたぞい。


A「すみません聞いたことありました…並盛最強とか…」


雲雀「ふぅーん、そうなんだ。」



「「………。」」




ほら…！

私たちってきっと自分から発信していかないタイプなんだよ。

相手から声掛けてくれないと喋らないみたいな？？


A「あ。えと。じゃあこれで。特に喋ることありませんし…」


雲雀「待ちなよ。」



なんで引き止めるんだいワトソンくん！！

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