【d!】前世で音が聞こえなかった俺は転生して初めて仲間の声を聴きました

“謝罪” ページ12

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syp「昼食は一緒にとるんで3階と2階の

踊り場で待っててくださいね」


貴「う、うん」




ホントに着いてきたよコイツ

初めて廊下側の一番後で良かったって思ったよ





syp「じゃあ俺は戻りますんで」





そう去って行くショッピ君

何か過保護だなｧ

それだけ大切に思って

くれてるって事だろうけど





?「音上Aさん、であってますか?」


貴「!?」ﾋﾞｸｯ




いきなり名前を呼ばれ驚いた

声がした方を見ると





tn「えっと、言いたい事があって

あ、俺トントンいいます」





そこに立っていたのは

我々国の書記長で

お母さんの様な存在だった

トントンがいた





貴「ぇ、っと」




不味い、また泣きそうだ

涙をグッと押し込め返事を返す

そのせいで声が震える




貴「そう、ですけどｯ」




今世でトントンとは面識が無い筈

まさか思い出した?それとも別の何か？

そうビクビクしていると

意外な言葉が飛んできた





tn「昨日はウチのグルさんがすんません!」


貴「ｯ!?」


tn「ホンマ、転校初日に

グルさんが怖がらせて申し訳ない!」


貴「え...?」


tn「確かに金髪で赤眼って怖いし

そんな奴が生徒会長なんて不安かもしれんけど

根は良いし、あぁ見えて甘い物好きで...」







もしかしてグルッペンが怖くて

昨日、泣いたって事になってる?

流石に解釈が可笑しいのでは?

トントンがめっちゃ謝ってて

俺は涙堪えてる




どうしようか(切実)


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